2022.06.03

「ebisumart」、SBペイメントサービスの「AI不正検知」と連携 ECサイトの疑わしい決済を特定、事業者の負担を軽減

インターファクトリーは5月31日、インターファクトリーが提供するクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」において、SBペイメントサービスが提供するAIを活用した不正検知サービス「AI不正検知」とのシステム連携を開始した。これにより「ebisumart」を利用し、SBペイメントサービスのオンライン決済サービスを導入した事業者は、ECサイトの不正対策として「AI不正検知」を無料で利用し、疑わしい取引を早期に発見することができる。疑わしい決済をAIで特定することで、事業者の負担を軽減する。

インターファクトリーの「ebisumart」はSaaS型非カート型市場において、3年連続ECサイト構築ツールシェアNO.1のクラウドコマースプラットフォーム。ECパッケージとASPの両システムのメリットを兼ね備えており、常に最新・最適化されたECサイトを構築できる。このほど、SBペイメントサービスの「AI不正検知」とシステム連携した。

「AI不正検知」は、決済情報と機械学習で不正利用を検知するサービス。年間数億件を超える決済データによって、過去の不正パターンを機械学習し、事業者が決済を行うタイミングで当該決済の不正利用リスクをリアルタイムに算出することが可能だ。

今回の連携により、「ebisumart」を利用する事業者の顧客がクレジットカード決済時に「AI不正検知」がスコアリングを実施し、「ebisumart」管理画面にスコア結果を表示する。ハイスコアでの絞り込みを行うことで、疑わしい取引を早期に発見することが可能になる。

当該決済のハイスコア理由や、カード属性(カード番号下4桁、カード発行国)は、「AI不正検知」管理画面から確認できる。事業者はこうした情報から、疑わしい取引について商品・サービスの提供前に個別に本人確認や配送停止処理を行うことで、不正利用の未然防止に活用できる。

さらに「AI不正検知」の有料プランに申し込むことで、疑わしい取引を抑止できる独自ルールを設定し、疑わしい取引を自動でブロックすることもできる。

昨今の巣ごもり需要により、日本のEC市場が拡大するとともに、クレジットカード決済における不正利用被害も増加している。こうした状況を受け、インターファクトリーとSBペイメントサービスは、「AI不正検知」によりクレジットカード決済における疑わしい取引を特定することで、「ebisumart」を利用する事業者の不正利用被害に対するセキュリティー対策の負担を少しでも減らすべく、このたびの連携に至ったとしている。今後も事業者のニーズに応える利便性の高いサービスを提供する考えを示した。




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