2022.06.03

ライブコマーサー「ももち」の新会社「M-YOU」に直撃 「設立理由」「独自の強み」を聞いた

M-YOUの創業メンバー。左から佐久間実空取締役、牛江桃子社長(ももち)、浜内久乃副社長


「第2のももち」を育てる


――ライブコマーサーの育成も行っていくのですね?

ももち:ライブコマーサーを育成する取り組みは、国内ではほとんどありません。「第2のももち」じゃないですが、2年前からライブコマーサーと名乗っている私だからこそライブコマーサーを生み出していくべきだと思っています。

ライブコマースを実施する企業は増えていますが、いまいち盛り上がりに欠けているのは、ライブコマーサーが少ないからだと思っています。ただ、配信者の影響力があれば、物が売れるのではなく、視聴者の心を動かし、背中を押し、購入していただくまでしっかりとコミュニケーションを行うのがライブコマーサーです。プロのライブコマーサーが増えれば、日本のEC化率ももっと上がるのではないかと思っています。

夏頃にタレントオーディションを実施し、ライブコマーサーの卵を見つけたいと思っています。ライブコマースと言えば、M-YOUだよねと言われるまで、人材を育てていきたいですね。

佐久間:ライブコマーサーは総合格闘技みたいなものだと思っています。タレントのエンターテインメント性、キャラクター、営業力を全て総動員しないと、人の心を動かし、購入まで進んでいただくことはできません。

ライブコマースはプラットフォームにおいて単発で配信してもなかなか成果につながりません。ももちはストーリー作りが長けています。ライブコマースの配信をやる前に、伏線としてインスタのストーリーズで紹介する商品を投稿しておいたり、配信後もアフターフォローのコミュニケーションを行ったりとやるべきことはたくさんあります。このような経験・ノウハウも提供していきたいと思います。

――インフルエンサーによるD2Cブランド展開も支援するのですね?

ももち:私が昨年立ち上げたアパレルブランド「Lil Ambition(リル アンビション)」の経験を生かし、所属するタレントのD2Cブランドを支援したいと思います。

「Lil Ambition」はライブコマースに特化したブランドとして、毎週のように制作過程を配信していきました。ユーザー参加型のブランドになっていることで、ファンの熱量が高いブランドになりました。ブランド自体に濃いファンが付いているという印象です。視聴者の発信のボリュームも多く、アクティブユーザーも多くなっています。

――コンテンツプロデュース事業では企業のコンテンツ作りを支援するのですか?

佐久間:企業やブランドのYouTubeチャンネルやSNSの立ち上げや運営をサポートします。すでにチャンネルを立ち上げたけど伸び悩んでいる企業や、どのような動画を作ればいいか分からないと悩んでいる企業、それぞれのプラットフォームにどういうコンテンツを出していけば分からないという企業などに対して、それぞれの狙いや戦略に応じたコンテンツ作りや配信をサポートします。



【6/8(水)無料セミナー開催】「ももち」も登壇!ライブコマース、オンライン接客の極意を語る


セミナー詳細は▶▶https://www.bci.co.jp/dmf/seminar/338






RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事