カメラや時計販売のシュッピン、EC売上が22.8％増の313億円 越境ECは83％の増収

カメラや時計などを販売するシュッピンの2022年3月期におけるEC売上高は、前期比22.8％増の313億5000万円だった。越境EC売上高は同83％増と大きく伸長した。国内外で拡大するEC需要を開拓し、増収につなげている。
　
シュッピンはカメラや時計などの新品・中古品を販売している。カメラを販売する「Map Camera（マップカメラ）」のEC売上高は、同18.8％増の246億6300万円になった。時計を販売する「GMT」のEC売上高は同54.8％増の56億2400万円になった。
　
筆記具を販売する「KINGDOM NOTE（キングダムノート）」のEC売上高は同3.9％減の3億3100万円、自転車を販売する「CROWN GEARS（クラウンギアーズ）」のEC売上高は同8.1％減の7億3000万円だった。
　
全体売上高は同28.0％増の434億5300万円だった。実店舗の売上高も拡大し、事業全体で大幅に伸びた。営業利益は同94.7％増の31億400万円、経常利益は同96.3％増の31億8700万円、当期純利益は同106.8％増の22億になった。
　
2023年3月期の全体業績は、売上高が11.1％増の482億5900万円、営業利益が同11・6％増の35億600万円、経常利益が同9.1％増の34億7600万円、当期純利益が同8.6％増の23億9800万円を計画している。