2022.05.31

ギフトEC「TANP」、「SDGs・サステナブルに関する意識調査」を実施 約9割が「ポジティブなイメージ」と回答

Graciaは5月30日、ギフトEC「TANP」において実施した「SDGs・サステナブルに関する意識調査」の結果を公開した。回答者の約8割が「SDGs」「サステナビリティ」の言葉を認知しており、そのうちの約9割が「SDGsやサステナビリティへの意識がある」ことが「企業や商品に対するポジティブなイメージへ繋がる」と考えていることなどがわかった。

【<画像6点>「TANP」で取り扱うSDGs・サステナブル関連商品はこちら】

ギフトEC「TANP」を運営するGraciaは、5月13日~17日にかけて、「TANP」の会員を対象に「SDGs・サステナブルに関する意識調査」実施。217の有効回答を得た。

17のゴールと169のターゲットから構成される「SDGs」は、2030年が達成の年限とされており、国・企業・個人等の様々な視点から取り組みが進められており、現在は「行動の10年」の最中となっている。「SDGs」「サステナビリティ」という言葉を知っているかを尋ねた問いでは、約80%が「はい」と回答した。



先の質問で「SDGs」「サステナビリティ」という言葉を知っていると回答した人に、商品・サービス・企業において、SDGsやサステナビリティへの意識があることはポジティブなイメージにつながるかを尋ねたところ、約92%にあたる158名が「ポジティブなイメージにつながる」と回答した。



さらに「物理的な商品」と距離の近いトピックの例として「環境」「フェアトレード」「ヴィーガン」の3つを挙げ、それらが意識されたギフト商品を選びたいかを5段階で尋ねたところ、多くの回答者からポジティブな回答が得られた。「環境」や「フェアトレード」のトピックで積極的に「選びたい」が選択されたことは、使用者が自分以外であるギフトにおいて、比較的好みに左右され辛い(相手の使用を阻害し辛い)ことも織り込まれているのではないかと推測している。





「SDGs」「サステナビリティ」という言葉を知っているかを尋ねた冒頭の設問で、「いいえ(言葉を知らない)」を選択した45名に対し、「SDGs」「サステナビリティ」という言葉のイメージを尋ねた設問では、約58%が「見聞きしたことがない」と回答。次いで「自分に関係ないことだと感じる。興味がない」が約22%、「自分に関係の深いことだと感じる。理解したい」が約20%だった。全体の約2割に当たる「SDGs・サステナビリティという言葉を知らない」層では、「興味や正しい理解を促す情報の不足」と比較して「言葉に触れる機会の不足」が色濃く表れる結果となった。



その他、SDGsやサステナビリティの観点で気になったこと、同社に限らず商品や企業のアクションでネガティブなイメージに繋がったことを尋ねた項目では、全体の約50%が「特になし」と回答した。一方で、約20%に当たる46名から、「商品サイズや量に対し必要以上に大きい輸送箱が使用され、空間を埋めるための緩衝材が大量に使用されている」「包装や付属品の有無について選択できない。不要なものが付属している」「分別が難しいパッケージが採用されている」「簡易包装を謳っているが同梱物が多い」といった「過剰包装」に関するコメントがあった。

輸送時のダメージ軽減や食品におけるコロナ禍の対策等を考慮しても過剰だと感じたことがあるとのコメントがあるとした一方で、発送元で適切な対応を実現するには、更なる商品対応の細分化やそれに伴うオペレーションコスト増等のハードルを越える必要があることなどから、対応が追いついていない側面があることも想像されるとしている。

ギフトEC「TANP」では、SDGsやサステナビリティが意識された商品も多数取り扱っている。また、必要な分だけ購入できる「ギフトオプション」、繰り返し使用できる巾着タイプのラッピングも備えている。自社倉庫から発送する「TANP発送商品」では、独自のオプションを含む数多くのギフトオプションが選択でき、検索条件にて「TANPからの発送商品のみ表示」の指定も可能となっている。

「SDGs・サステナブルに関する意識調査」の実施にあたりGraciaは、SDGsやサステナビリティに対する自社の継続的な取り組みへの足がかりとして開始したとしている。多くの人の「幸福な体験」を創造する企業として、私たちが受けたものをより良く、持続的な状態で次の世代へ繋いでいくため、実態調査に限らず、引き続き学習と改善を続けていく考えを示した。



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