飲食店向け予約・顧客管理システムなどを展開するTableCheckは4月16日、新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受ける飲食店を支援するため、同社のシステムを導入している飲食店に「テイクアウト」「デリバリ―受付」「応援プラン(前売り食事券)」の3つの新機能の無料提供を開始した。9月末までの期間中、初期費用・月額費用・注文手数料を無料にする。
3機能を無料で提供テイクアウトの予約を24時間受付できる「テイクアウト」機能は、店ごとの希望に応じた受け取り時間の設定や慈善決済などが可能。配達の受付ができる「デリバリー」機能は、仕入れなどに応じた販売数量のコントロールや配送可能時間の設定などができる。「応援プラン(前売り食事券)」機能は、事前購入の特典付きチケットなど、営業再開後に利用できる食事券を販売できる機能。販売手数料は0円で事前決済型のため休業中でも売り上げが確保できる。
各機能は申し込みから最短1営業日で利用を開始できる。今すぐ対応が必要な飲食店の要望に応える。月間利用者数101万人の予約ポータルサイト「TableCheck」へも無料で掲載可能。200万人の会員に対して、店舗やメニューを特集記事として紹介することにより集客を支援する。
既存サービスでは、テイクアウトやデリバリーの手数料が割高だったり、申し込みが殺到していることで利用開始まで時間がかかっている。告知や集客に費用や手間もかかってしまう。これらの解決策として、3機能すべてを無料で提供することにしたという。
無料提供の対象となるのは、休業や短縮営業などにより一時的に予約受付を制限している飲食店。通常営業時に予約を受け付けている店舗であれば、カフェやカラオケ店なども対象となるが、通常営業においても予約や事前注文を受け付けていない店舗は対象外となる。