トランスコスモス、悠遊生活に日本直販事業を売却 基幹業務に経営資源を集中

トランスコスモスは5月19日、総合通信販売事業を中心とする日本直販事業を会社分割により新会社に継承し、同新設会社の株式をギガワークスの子会社となる悠遊生活に譲渡すると発表した。日本直販事業を売却し、基幹業務への経営資源の集中を図る。

トランスコスモスは5月19に日に開催した取締役会において、総合通信販売事業を中心とする日本直販事業の会社分割による新会社への継承と、同新設会社の株式の悠遊生活への譲渡を決議した。

新設分割効力発生日は2022年7月1日の予定。トランスコスモスを分割会社とし、新設会社である日本直販を継承会社とする簡易新設分割となる。

同新設分割に際し、分割会社であるトランスコスモスは、新設会社が発行する普通株式のすべての割り当て交付を受ける。その後、同日に、ギガワークスの子会社でアパレル・一般雑貨の通信販売を展開する悠遊生活に新設会社の株式を譲渡する。

トランスコスモスは、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション支援、ビジネスプロセスアウトソーシングを中心としたサービスを提供。日本直販事業に関しては、商品開発・マーケティング・データ分析・コールセンター・物流における同社のケイパビリティを活かし、顧客への商品提供の効率化に向けて一定の成果を果たしたとの見解を示した。

この度の新設分割および株式譲渡は、より幅広い商品ラインアップおよびサービスの更なる向上で顧客に応えるとともに、基幹業務へと経営資源を集中させることを目的としたものとなる。