2022.06.06

【カワジュンに聞く 「BtoC開拓の奮闘記」】SNSやUGCでブランド拡散、EC売上は5倍超に拡大

カワジュン ハードウェア事業部 営業部 東京店 店長 黒川弘章氏


UGC経由のCVRは3倍超に


――ブランドやECサイトの認知を高めるためにどのような取り組みを行っていますか?

ECサイト開設前から家を建てる方がブログなどで当社の製品やブランド名を紹介していただくことがありました。当時すでに500~600件くらいの記事があったと思います。

SNSが登場し、特にインスタで当社の名前を発信していただくことが増えました。インスタのハッシュタグに当社の名前を入れていただく投稿は7000~8000件はあると思います。

食事でも旅行でも他の人がインスタで発信した情報をチェックしてから行動する方が増えました。家を建てたり、リフォームする際も同様でインスタの情報を参考にする方が増えています。SNSで当社のことを知っていただける方を増やしたいと考えました。

公式アカウントを開設し、まずはカタログに掲載している製品の画像を配信しました。カタログの画像はかっこいいですが、ユーザーの参考になりにくいと感じていました。ユーザーが投稿しているようなリアルな画像を、公式アカウントやECサイトに掲載したいと思いましたが、どうすればいいか分かりませんでした。そんなことを考えているときに、「visumo」と出会いました。


▲カワジュン ハードウェア事業部 営業部 東京店 店長 黒川弘章氏

――「visumo」をどのように活用していますか?

「visumo」を導入したことで、ハッシュタグでユーザー投稿を抽出したり、使用許諾を取るための申請をユーザーに行ったり、許諾を得た画像をECサイトに掲載したり、商品ページとひも付けしたりといったUGC活用のための手続きを手軽に運用できています。

「visumo」導入と同時期から、ECサイトで「#カワジュンのある生活」というハッシュタグを付けて製品の利用イメージを投稿していただけるようにご案内し、インスタでの発信が増えるように働きかけています。ECサイトや購入者へのサンクスコメントで発信を促しております。


▲ECサイトにUGCをまとめたコーナー「#カワジュンのある生活」を掲載

ECサイト内にもUGCの画像をまとめて紹介するコーナーを設置しています。UGCと商品データがひも付けされており、UGCから商品ページへの導線もしっかりと設けることができています。

――「visumo」の導入効果を感じていますか?

ユーザーの投稿画像をインスタの公式アカウントやECサイトで配信することで、リアルな使用イメージを発信でき、コンテンツの更新頻度も高めることができました。SNS経由でECサイトに来訪する方もたくさんいます。

ユーザーの投稿を見ていると、当社製品の独特な使用方法なども確認でき、大変興味深いです。タオルレールをマガジンラックとして活用していたり、物干しを吊るす金物を用いてロールスクリーンを張り、プロジェクターの映像を投影していたりするような投稿もありました。

こうした投稿を紹介させていただくことで、製品の新たな活用法をユーザーに知っていただくことができるだけでなく、社内の開発者も参考にさせていただいています。当社の法人営業の社員もお客様の投稿をiPadなどでクライアントに紹介し、ユーザー事例集のように活用しています。

もちろんECサイトに掲載しているUGCは、購入を検討しているユーザーの背中を押す効果もあります。UGC経由のコンバージョン率(CVR)は、通常のCVRの3倍以上あります。

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