2022.05.12

ユニクロ、中間期EC売上は1.9%減 前期大幅増収の反動で減収に

ユニクロの2021年9月‐2022年2月期(中間期)のEC売上高は、前年同期比1.9%減の724億円だった。コロナ禍の巣ごもり需要の拡大で、前期にEC売上高が急増した反動で減収になった。2年前比では約4割増となっている。

国内ユニクロ事業の全体売上高に占めるEC化率は、同1.4ポイント増の16.4%になった。国内ユニクロ事業の売上高が同10.2%減の4425億円と減収となったため、EC売上高は減少しているものの、EC化率は高まっている。

アプリを核としたOMO施策は強化し続けている。昨年10月には、注文から最短2時間で店頭在庫商品を受け取ることができる新サービス「ORDER&PICK(オーダー・アンド・ピック)」の本格提供を開始した。全国にある約750店で提供している。

同月から4週間、ECサイト開設21周年を記念した「ユニクロオンラインストア21周年祭」も開催した。「ORDER&PICK」の利用でクーポンを進呈する企画など、ユニクロアプリやECサイトの利用を促す施策を実施した。

2022年8月期のEC売上高は、若干の増収で着地する予想だ。在庫適正化の影響や前期の大幅増収を踏まえた計画となっている。




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