2022.05.10

楽天、ウクライナの国民的歌手『チーナ・カーロリ』の初来日や国内活動をサポート

チーナ・カーロリさん

楽天グループ(楽天)とAwardは5月10日、世界で活躍するウクライナの国民的歌手Tina Karol(チーナ・カーロリ)さんの初来日や日本国内での活動をサポートすると発表した。チーナ・カーロリさんの5月10日~16日の滞在期間中に、人道的危機にあるウクライナの人々の窮状を訴えるとともに、人道支援や紛争終結を求める活動を日本国内で実施するという。

【ウクライナの国民的歌手・チーナ・カーロリさんの画像はこちら】

チーナ・カーロリさんは、歌手活動をはじめ、女優、ソングライター、テレビ番組の司会者も務めており、InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSフォロワー数300万人以上を誇る世界で活躍中のアーティスト。チーナ・カーロリさんはウクライナでの紛争がはじまってからは、ウクライナの人々の切実な思いや惨状についてさまざまな活動を通して世界中に情報発信している。

チーナ・カーロリさんは、5月14日に開催する日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2022 SPRING / SUMMER」の『Rakuten Fashionウクライナチャリティステージ』へ特別ゲストとして出演し、「No War/Peace」を伝えるスペシャルライブパフォーマンスを披露する予定。

日本の政財界のリーダーとの会談や各種イベントへ参加するなど、人道支援活動のために人道的危機にあるウクライナの人々の窮地を訴え、現在のウクライナでの紛争や人道的危機について、自身の実体験を話す。

今回の来日は、2019年に楽天の三木谷浩史社長が初めてウクライナを訪れ、ゼレンスキー大統領や現地のビジネスパートナーとの面会をした出張の際に、チーナ・カーロリさんにも出会ったことがきっかけで実現した。現在、ウクライナでは民間人を含めた多くの犠牲者が出ており、多くの人が国内外へ避難を余儀なくされるなど、深刻な人道危機が懸念されている。

楽天は、これまでインターネット募金「楽天クラッチ募金」において「ウクライナ人道危機 緊急支援募金」への寄付および、ウクライナの国旗が描かれた「ウクライナ支援チャリティーTシャツ」を進呈する「ウクライナ支援チャリティーTシャツ募金」も実施し、2つをあわせた募金総額は12億円を超えている。2022年2月には、三木谷社長によるクライナ政府への個人寄付10億円も発表した。

チーナ・カーロリさんは、ユーロビジョンの歌手やウクライナの女性として世界で影響力のあるファッション誌「Vogue」が出版している「Ukrainian Women in Vogue」の表紙を飾り、またウクライナで大人気のテレビ番組「ザ・ボイス・ウクライナ」、ウクライナ軍の歌手を務めるなど、様々な才能を生かしてウクライナを代表するアーティストとして活躍してきた。さらに、現在の紛争以前には、チーナ・カーロリ財団を通じてウクライナでの子供の健康を先駆けて支援したことでも認められている。

今回のウクライナでの紛争が始まってから、チーナ・カーロリさんは現地に赴き、デモを通じて人々の士気をあげるために活動している。現在は、この紛争によりウクライナの人々に与える人道的影響について、世界に向けて注意喚起する取り組みを続けている。ポーランドやイスラエル、リトアニア、スイスへ訪問し、紛争の影響を受けた人々への訪問や主要な高官と会談し、世界中で募金活動を行っている。

日本での活動後は、緊急性の増すウクライナ危機をさらに世の中に周知させるために、ヨーロッパやイギリスでコンサートを開催する予定だ。


【チーナ・カーロリさんのプロフィール】
チーナ・カーロリさんは、ウクライナの歌手、女優、ソングライター、そしてテレビ番組の司会者も務めています。チーナ・カーロリさんは、ウクライナ軍の歌と踊りのアンサンブルのソリストだった。彼女は、ウクライナの音楽業界での優れた業績に対して贈られるレジェンドアワードを2つ(「M1ミュージックアワード」と「YUNAアワード」)受賞した。また2017年に、大統領令によりウクライナ国民を代表するアーティストに選ばれ、2020年にはゼレンスキー大統領から聖オリガ公妃勲章(オリガ妃の名を冠した、女性に与えられる市民勲章)が授与された。チーナ・カーロリさんの歌である"Україна - це ти" (“Ukraine is you”)は、国を統一する象徴として非公式な国歌となりウクライナの学校での授業でも教えられている。世界中の親ウクライナの愛国イベントでは、この歌が演奏されている。



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