――「ZETA VOICE」の具体的な機能は?複数の項目で評価をしたいというニーズに対応するため、商品ジャンルに合わせてレビュー項目のカスタマイズやQ&A機能、オーディエンス機能、掲載管理、ソーシャル連携など充実した機能を備えている。
さらに、評価したレビュアーの性別・年代や身長、普段購入している服のサイズなどのデータが収集可能なほか、これまで投稿したレビューの一覧表示など、レビュアーごとのプロフィールを表示することが可能だ。レビュー内でのQ&Aができることで、双方向でコミュニケーションができるようになっている。
当社の導入先で最もレビューが投稿される当社の導入先で最もレビューが投稿される某アパレル企業のECサイトでは毎日約3000件のレビューが投稿されている。
閲覧している人も、自分の希望に近い投稿を探したり、同年代の投稿を探すといったニーズがある。
レビューはECサイトで唯一、事前に用意されていない生の声といえる。口コミを生かすことはCXの視点で最も重要な要素になっている。グーグルも、オーガニック情報を上位に表示する傾向になっており、レビューの表示がSEO的にも貢献できる。
導入先では返品率も減っているほか、Q&A機能で問い合わせ件数も減少し、生産性の向上につながっている。レビューをはじめとするコンテンツの質を高めることで集客につなげることにシフトしそうだ。
――転換率についての山崎社長の考えは?転換率向上というとより伸ばす方向で考えがちだが、どちらからというと離脱されないほうが重要だ。ECサイトに訪れて購入してくれた10%を11%に引き上げる努力をするより、離脱した90%を89%に改善するほうが成果をあげやすい。数少ない購入してくれた人を増やすより、離脱していった人を減らすほうが効率的だ。
「ZETAはなぜ検索スピードが速く(検索精度が高く)、ハイエンド向けにサービスが提供できるのか」と聞かれる。速度の面は技術力が問われることでアイデアでは解決できない。他社には真似ができない当社の持つ強みをハイエンドの企業に対して今後も訴求を強めたい。
「ZETA CXシリーズ」https://zetacx.com