2022.04.28

DMGコンサルティング、「メタバースEC」を解説 ISSUN宮松氏がウェビナー開催

NTTドコモが提供するメタバースプラットフォーム

通販コンサルティングのDMGコンサルティングは4月20日、「メタバースECは本当に実現するのか」と題したウェビナーを開催した。ウェビナーでは、EC支援のISSUN(イッスン)を運営する宮松利博氏が、世界のメタバースの流れや、国内で展開されているメタバースプラットフォームについて解説。メタバースのEC活用の事例なども紹介した。
 
宮松氏は、世界的にシェアが拡大している、メタバース(VR)のプラットフォームは、ソーシャルVRアプリ「VRChat(ブイアールチャット)」だと説明した。「VRChat」では、メタバース空間上でさまざまな場所に出かけることが可能。参加しているさまざまな国の人と会話することもできるという。メタバース空間内の居酒屋で、隣に座った、外国人が操作するアバター(キャラクター)と、その場で会話することもできるという。
 
VR端末としては、フェイスブックを運営するメタが提供する「Oculus Quest(オキュラスクエスト)2」が、最も普及しているという。米国では、メタ社が「Horizon Worlds(ホライゾンワールド)」というメタバースプラットフォームを提供しており、現在、30万人のユーザーが利用しているという。
 
国内では、NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯キャリア3社が、こぞってVRプラットフォームを提供したり、プラットフォームへの出資を行ったりしているという。
 
国内のメタバースプラットフォームの特徴は、VRヘッドセットがなくても、スマホからアクセス可能な点だという。一般ユーザーが参加するハードルが、海外に比べて高くないとしている。
 
中でも、宮松氏がECに近いメタバースプラットフォームだと考えるのは、ソフトバンクが出資し、韓国のネイバーZ社が運営する「ZEPETO(ゼペット)」だとしている。
 
宮松氏は、プラットフォームを使わず、メタバースをECに活用する国内の事例も紹介した。
 
Urth(アース)の「V‐air shop(ブイエアーショップ)」をはじめとしたメタバースEC構築サービスも紹介した。「V‐air shop」は、髪の染料などを販売するジャパンヘナが導入しているという。



ジャパンヘナの運営するメタバースEC店舗



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