2022.04.26

Shopifyアプリ「チャネルトーク」、「Appify」が提携 接客チャットやCRM搭載モバイルアプリ開発ソリューションをリリース

Channel Corporationは4月19日、All-in-one接客・CRMチャット「チャネルトーク」において、ノーコードアプリ開発プラットフォームの「Appify(アッピファイ)」を運営するAppify Technologiesと技術提携し、「Shopify」で構築した自社ECのための接客チャット・CRM搭載モバイルアプリ開発ソリューションをリリースした。自社アプリ上での顧客情報を元にした接客チャット・プッシュ通知を可能にし、他社SNSやプラットフォームに頼らないLTV向上を支援する。

Channel Corporationの「チャネルトーク」は、「ビジネスの“持続可能な成⻑”をサポート」することをミッションに、その成長の原動力である「顧客」とビジネスをつなぐ「熱狂的ファンを作る接客チャット」。従来の受動的に顧客の問題を解決するカスタマーサポートにとどまらず、より積極的に顧客体験向上や接客、顧客管理(CRM)、 ブランディング、ファン作りを行うカスタマーサクセスとしても活用可能で、ECを中心に8万社以上に導入されている。

一方、Appify Technologiesの「Appify Mobile」は、「Shopify」でオンラインストアを運用する事業者にモバイルアプリのソリューションを提供。事業者は、自社ブランドの公式アプリを最短2週間で立ち上げることができる。

このほど両者は技術提携し、「Shopify」で構築した自社ECのための接客チャット・CRM搭載モバイルアプリ開発ソリューションをリリースした。Shopifyアプリである「チャネルトーク」と「Appify Mobile」を両方インストールすることで、「Appify Mobile」による「Shopify」のECサイトのアプリ化と、「Shopify」の顧客データを取り込み可能な「チャネルトーク」によるCRM機能の双方が利用でき、自社で自由に活用できるCRM基盤の構築が可能になる。

接客チャットにおいては、自社アプリ内のメニューの「お問い合わせ」ボタンから「チャネルトーク」(お問い合わせ画面)を開くことができ、今までメールなどサイト外で行っていた顧客とのやり取りを自社アプリ内で完結することができる。問い合わせ対応だけでなく、シナリオ型チャットbotや自動メッセージ機能を使用した自動対応も自社アプリ内で実現可能だ。利用者にとってもスムーズなコミュニケーションが可能になり、顧客体験のアップと同時にCV率の向上も見込めるとしている。

CRMマーケティングにおいては、自社アプリに「Shopify」の顧客情報を取り込み、顧客情報を元にしたプッシュ通知が可能。「Shopify」で取得した累計注文回数や累計注文金額といった購入履歴に関する情報によって、パーソナライズ化されたマーケティング配信を実現できる。プッシュ通知には重量課金などは発生しないため、リーズナブルな価格で運用が可能。個々に最適なプッシュ通知をすることで、サイトへの再訪問を促しやすいというメリットがある。

EC業界における競合の増加に伴い、長期的に売上を伸ばしていくには顧客1人ひとりのLTV(ライフタイムバリュー/顧客生涯価値)を増加させるCRM施策が重要になる。従来は、SNSや他社プラットフォームで顧客接点を持つブランドがほとんどだったが、マーケティングコストの増加や顧客情報を元にしたパーソナライズされたコミュニケーションが難しく、思うように新規顧客の獲得・リピーター化が望めないといった課題があった。

EC業界においては、SNSや他社プラットフォームに捉われない、「自社内でカスタマードリブン(顧客起点)なコミュニケーションをする」時代が到来しているとし、今回の技術提携により、自社で自由に活用できるCRM基盤の構築を支援する。「Appify」と「チャネルトーク」は今後、セミナーやコンテンツ、勉強会などさまざまな企画を検討するとしている。

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