コロナ禍で広がった「巣ごもり」「テレワーク」による特需は一巡したものの、住環境を改善したいという消費者のニーズは依然として高いようだ。なかでも、デザイン性に加えて機能性のある商品の販売が伸びている傾向にある。インテリア各社が販売する商品の機能性に加えて、販促方法、使い方、販売動向などをまとめた。
【CONTENTS】▶「カヴァースジャパン」、高さ調整できるこたつテーブル 直近で販売数は4.5倍に
▶「カリモク家具」、座る体勢に連動するチェア 2021年度売上が過去最高に▶「友安製作所」、高機能な吸音パネル 家を映す流行も捉え▶「平安伸銅工業」、ミニマルな収納スペース 機能とカスタマイズ性も▶「谷元フスマ工飾」、空間演出も可能な襖 和室に付加価値を提供
「カヴァースジャパン」、高さ調整できるこたつテーブル 直近で販売数は4.5倍に
ベッドやソファ、インテリア用品をEC展開するカヴァースジャパンでは、高さ調整が可能なこたつテーブルの販売が好調だ。
こたつテーブルの販売動向は、直近4カ月(2021年10月~2022年2月)で、485台を販売し、前年同時期と比べると約4.5倍に伸長した。「椅子と一緒につけるハイタイプのこたつテーブルが人気。テレワークの定着化が反映された可能性がある」(青木康裕社長)。
▲高さ調整こたつテーブル販売商品の中でも、「どんなソファにも対応 アーバンモダンデザイン高さ調整こたつテーブル(税・送料込5万6312円から)」と「寄り添う こたつもソファも高さ調節できるソファダイニング こたつテーブル(税・送料込5万1912円から)」などが人気。利用人数によってサイズが変えられる伸縮式のタイプも人気があるという。
同社では、家具の見直しや買い替えを検討するユーザーが増加していることを踏まえて販促を強化。買い替えの際に重要視するポイントをコンテンツ化して訴求することで販売増加につなげた。