2022.04.24

「punnyほいく」、保育園などに段ボール遊具を販売 平均台とすべり台が人気

punnyほいく事業部のスタッフ

段ボールケースの製造販売を行うトミタパックスは2020年4月から、段ボールで作った遊具を販売するECサイト「punnyほいく(プニー)」を運営している。

保育園の発表会などで使う道具として利用されている。組み立てる手間がなく、女性でも楽に持ち上げられ、移動できる。長年の段ボール製造の技術を生かし、商品には柔らかく丈夫な素材を使用し、子どもがケガをしにくい設計にした。

平均台とすべり台が人気商品。段ボール製のシーソーも販売している。近年は危険という理由で、シーソーが設置してある公園が減少し、遊び方を知らない子どもが多いという。「段ボール製なら大きな事故になりにくい。どう使用したら危険なのかも学んでほしい」(事業リーダーの鳥居敬己氏)と話す。


▲すべり台(税込1万5500円)

使用する段ボールには、特殊強化は施しておらず、素材のまま製造することをコンセプトにしている。子どもの知育の一つとして、段ボールはへこむこと、破れることなどを理解してもらいたいためだ。また、イラストや色を付けず、段ボールの色のままであることも特徴。子どもが絵を描いたり、シールを貼るなどして、世界に一つしかない遊具を作ってほしいとしている。

廃棄の際は資源回収に出せるため、環境にも配慮でき、手間や料金がかからないという利点もある。

園内にあるほとんどの遊具や机が木やプラスチック製である中、段ボール製の遊具を定着させ、一般的な選択肢にすることを目標にしている。


「punnyほいく」
https://punny-hoiku.com/



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