2022.04.22

越境EC支援の「Buyee」、購買データを見える化する「ダッシュボード機能」提供 海外ユーザーの動向を即時把握

BEENOSの連結子会社であるtensoはこのほど、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」において、海外マーケティング支援を目的とした「ダッシュボード機能」の提供を開始した。これにより「Buyee」および「Buyee Connect」連携企業は、海外ユーザーのデモグラフィックおよび購買データをリアルタイムで可視化し、売上や注文件数、注文単価などの推移も確認できるようになる。海外販売の伸長に必要なデータをオールインワンで提供し、海外向けマーケティングやプロモーション策定を支援する。

tensoは、海外向け購入サポートサービス「Buyee」およびタグ設置のみで海外販売可能な「Buyee Connect」の利用企業向けに、越境ECの購買データを見える化する「ダッシュボード機能」の提供を開始した。

「ダッシュボード機能」では、自社ECサイトにおける「Buyee Connect」経由の海外ユーザーからの注文情報をリアルタイムでエクスポートすることが可能。ユーザー区分、登録国、選択言語などのデモグラフィック、購入日、商品名、購入金額などの購買データを閲覧でき、「どんなお客様がどのエリアからどういった言語を使用して、何の商品を買っているのか?」を可視化し、自社商品の海外需要を掴むことができる。週次、月次での売上や注文件数、注文単価などの推移グラフもいつでも確認することができる。これにより国ごとの購買タイミングの違いや年間での需要の変化の把握、自社のプロモーションやキャンペーンの効果検証が可能となる。


▲「ダッシュボード機能」で閲覧可能な海外販売データのイメージ

「ダッシュボード機能」を試験導入したタビオは、「メインターゲット国以外でも購入されている国がわかる、購入単価が想定と異なっているなど、従来は見えていなかった海外での商品需要を具体的に掴むことができました。注力エリアが明確になり、海外向けプロモーションの実施に踏み切りました。今まではアクセスはあったが、購入に至っていなかったお客様が購入してくれるようになったことが数値でもわかり、データを元に設計したプロモーションの効果を実感しています」とのコメントしている。


▲タビオは「ダッシュボード機能」を試験導入

BEENOSグループでは、海外向けプロモーション設計やKOL活用、海外向け広告/SNS運用、現地イベント開催など、越境EC導入後の流通の伸長を支援するプロモーションを日本企業に向けて提供してきた。

2021年の世界の越境B2C電子商取引市場規模は、7657億3000万米ドルで、2022年から2030年までで年平均成長率(CAGR)26.2%で成長すると見込まれている。成長著しい巨大な世界市場に向けた越境ECでは、リアルタイムな購買データから見える自社商品の海外需要の把握と、その分析によるエリア・言語・時節に特化したプロモーションが求められる。こうした状況を受けtensoは、越境ECの購買データを見える化し、日本企業の最適な海外向けマーケティングやプロモーションに活用可能な「ダッシュボード機能」の提供を開始したとしている。

機能開発にあたり「Buyee Connect」導入企業の要望を反映し、従来は月次で提供していた購買データをリアルタイムで確認可能にした。これまで該当データを月次で利用していた企業からは、「アクセスはあったが、購入に至っていなかったお客様が購入してくれるようになったことが数値でもわかり、データを元に設計したプロモーションの効果を実感しています」という声が寄せられたという。


▲越境EC支援サービス「Buyee Connect」導入による越境EC展開のイメージ

海外販売の伸長に必要なデータをオールインワンで提供し、「Buyee」および「Buyee Connect」連携企業の海外マーケティングを支援する。




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