2022.04.20

料理写真共有アプリ「SnapDish」、食品のサブスク開始 購入者同士が対話できる新たな食体験を提供

ヴァズは4月20日、料理写真共有アプリ「SnapDish(スナップディッシュ)」において、サブスクリプション型の食品定期便サービス「食卓を紡ぐおたより便」を開始した。「SnapDish」で年間6万件以上の料理投稿に触れ、家庭の食卓を熟知する「SnapDish」編集長・佐々木真理氏が厳選した食品や調味料を定期便として届け、「SnapDish」上でその体験共有と交流を促進する。定期的に同じアイテムを使う体験を提供することで、アイテムを料理に使うだけでなく、購入者同士が料理に関するコミュニケーションまで楽しめるとし、食卓同士がつながる新たな食体験を提供する。

ヴァズの提供する「SnapDish」は、ユーザーからの2700万件を超える料理投稿データを解析し、「美味しそう」をスコア判定する「AI料理カメラ」を搭載する料理写真専用の投稿アプリ。2021年4月には、食体験のオンラインストア「スナップディッシュマーケット(β版)」の提供も開始している。



このほど、サブスクリプション型の食品定期便サービス「食卓を紡ぐおたより便」を開始した。「日々の食が少し楽しく、もっと美味しくなる体験」をコンセプトに、時期ごとのテーマに沿った「あるとちょっと楽しいアイテム」に、日々の料理が楽しくなる「ちょっと素敵な読み物」をセットにして、2ヵ月毎の定期便として届ける。価格は各回2200円(税込・送料別)。



「あるとちょっと楽しいアイテム」は、「SnapDish」編集部がセレクトした時期ごとのテーマに沿った調味料や食品で、1テーマにつき計3回届ける。初回のテーマは、あると料理が楽しくなる「発酵調味料」で、近年特に関心が高まっている発酵食品の中でも、地域ごとの特性が楽しめる日本特有の発酵調味料にスポットを当て食体験を提供する。

1回目に届けるアイテムは、秋田生まれの発酵調味料「魚ミー」。秋田県男鹿市にある諸井醸造が、ハタハタ・イワシを新鮮なうちに加工し2~3年かけて醗酵熟成させて造り上げた旨味のある「しょっつる」で、柔らかく繊細な味わいが特長。

「SnapDish」編集長・佐々木氏が、数ある日本伝統の発酵調味料の中から、地元・秋田で愛される伝統の調味料をセレクトした。これだけで味付けが決まり、かつ和洋中どんな料理にも寄り添う万能調味料のため、同アイテムを通した共通の食体験提供により、料理好きの好奇心や探究心を刺激して活発なコミュニケーションを促進するとしている。


▲スナップディッシュ 佐々木真理編集長

セットに含まれる「ちょっと素敵な読み物」は、その時届けるアイテムに関する編集部のおすすめレシピや使い方紹介のほか、過去の購入者の体験や声を「SnapDish」の料理投稿をもとに紹介する。購入者の食卓同士をつなぐ仕掛けとして、紙面QRコードからすぐに投稿を見ることができ、投稿者をフォローしたり、コメントでやりとりをするなど、購入者と「SnapDish」利用者がシームレスにコミュニケーションを交わすことができる。

ヴァズは、食品飲料メーカーのファンマーケティング支援の一環として、利用者が同じ商品を使ってコミュニケーションする食体験企画を提供。多くの利用者が楽しむ一方で、体験できる時期や人数には限りがあったとし、「食卓を紡ぐおたより便」サービスの提供により、誰もが自由に商品を体験してコミュニケーションに参加し、共通の食体験ができるように環境を提供する。また、この仕組みにより小規模事業者に対しても新たな新規販売チャネルを提供し、「SnapDish」のプラットフォームを活かしたファンづくりやファン同士の交流作りにつなげることができるとしている。

「SnapDish」を運営してきた10年間で利用者から寄せられた、約2700万件の料理投稿という大きな資産を利用者に還元することで、食体験をさらに豊かにしたいという思いがあったとし、新サービスを通して「SnapDish」に投稿されたアイデアやレシピ、料理体験や食卓エピソードを編集部が「ちょっと素敵な読み物」のコンテンツとして紡ぐことで、利用者に還元する。

「食卓を紡ぐおたより便」をより多くの人に提供し、共通のアイテムを通じた「SnapDish」上でのコミュニケーションまでを食体験として楽しんでもらうことで、世界中の食卓と食卓、料理する人と人がつながり、より多くの人が料理のうれしさを体験できるソーシャルサービスを提供していくとしている。



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