2022.04.18

キヤノンITソリューションズ、関通と資本業務提携 長期的な提携関係の構築・推進を目指す

キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズは4月14日、関通との長期的な提携関係の構築・推進を目指し、資本業務提携契約を締結した。これにより関通のクラウド型倉庫管理システム「クラウドトーマスPro」の製品力強化と、キヤノンITソリューションズの基幹業務トータルソリューション「AvantStage」との連携強化、両社での共同プロモーションの実施、双方の顧客基盤を活用した製品・サービスの相互提案などを行う。

キヤノンITソリューションズは、キヤノンマーケティングジャパングループのITソリューション事業の中核企業として、2025年に向けた長期ビジョン「先進ICTと元気な社員で未来を拓く“共想共創カンパニー”」のもと、SIやコンサルティング、各種ソフトウェアの開発・販売事業を展開している。

一方、関通は、顧客の販売商品の入庫、在庫管理および出庫などの配送センター業務を代行するEC・通販物流支援サービスを主として、物流サービス事業を展開。ITオートメーション事業への取り組みを加速し、自社が取り組んだ改善活動を踏まえて開発したクラウド型倉庫管理システム(WMS)「クラウドトーマス」をはじめとする新しいサービスを提供している。

キヤノンITソリューションズは、2021年4月に関通が提供する「クラウドトーマス」の販売代理店契約を締結。EC事業を拡大、または新規で開始する企業向けに提供を行っている。

このほど両社は、さらなる長期的な提携関係の構築・推進をめざして資本業務提携契約を締結した。この提携により、「クラウドトーマス」の上位サービスであり、より大規模な物流業務に対応した「クラウドトーマスPro」の製品強化を共同で行い、製造業や流通業向けに提供する。さらにキヤノンITソリューションズの基幹業務トータルソリューション「AvantStage」と連携することで、従来の需要予測、生産管理などの領域から、倉庫管理の領域までを包括したソリューションの提供を可能にする。

これらのソリューションの提供に向けて、関通が培った物流ノウハウをもとにした物流診断サービスの提供や、関通のショールームを活用したプロモーション活動も共同で行っていくとしている。

キヤノンITソリューションズは、今回の資本業務提携により「クラウドトーマスPro」との連携を強化した「AvantStage」の販売を通じて、製造業や流通業の顧客のサプライチェーンマネジメントを支援するとともに、今後も多様なパートナー企業との関係強化を図り、顧客への価値提供を最大化することを目指す考えを示した。



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