2020.01.23

【EC企業がEC企業支援】 ストリームは3PL 白鳩は来期、システムを外販

写真はイメージ/Photo by Hannes Egler on Unsplash


白鳩は事業モデル見直し


白鳩は20年3月以降、自社が開発したEC基幹システム「楽らく通販システム」を他のEC事業者に販売する計画だ。受注管理や在庫管理など、通販の基幹業務向けシステムを提供する。社内では新たに「システム営業部門」を設置、外販準備を進めている。

白鳩がEC事業に参入したのは95年。これまで25年間、インナーウエアのECを手掛けてきた。

「前々から社内では、『自社システムを他社にも提供したい』という声が上がっていた。一昨年、23年2月期までの中期経営計画を立てることとなり、従来のビジネスモデルを見直すタイミングを迎えていた」(白鳩・システム営業部)と説明。新規事業の一環としてシステムの外販が具体化した。

外販するシステムは、白鳩が取り扱うインナーウエアなどのアパレル商材に限らず、さまざまな商品に対応することが可能だ。「ゆくゆくは会社の売り上げの柱となることを目標としているが、システムの提供に時間を要していることもあり今はまだ成長段階」(同)としている。

ストリームの物流支援事業における売り上げ上目標は年商数億円規模を計画している。「家電小売業は価格競争に陥りやすい。新規事業で新たな会社の柱を育成して、収益を確保していくことを重視している」(ストリーム・松井敏営業本部物流部部長)と説明する。

ストリームの設立は99年で、これまで21年間にわたりEC事業に取り組んできた。「インターネットにおけるビジネスは移り変わりが早い。売り上げを作ることはもちろん大切だが、利益を作るために何ができるかを考えていく」(同)としている。

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