2022.04.07

I-ne、D2C経営人材を育成 2025年末までに10人目標

伊藤翔哉執行役員

I-ne(アイエヌイー)は3月18日、D2Cブランドを経営できるダイレクトマーケターを育成する社内プログラムの運用を開始した。D2Cブランドを総合的に経営できる人材を増やし、属人化しない体制を築く。2025年12月期までに約10人を育て上げたい考え。
 
同社は卸も展開しているため、従来、ECはテストマーケティングと位置付けることが多かった。今後はテストマーケティングだけではなく、ECだけでも売り上げを確立していけるようなブランドの育成を目指す。
 
社内育成プログラムは「M.D.M(Master of Direct Marketing)」の名称。ECやデジタルマーケティング領域のほか、ブランドの起案、KPIの設計、広告運用、CRM、物流やコールセンターに関する知識を得ていく。現在、社内の約20人がプログラムを利用中だ。それぞれの理解度や実力を可視化、指導とともにスキルアップにつなげる。
 
プログラムは、主力ブランド「BOTANIST(ボタニスト)」を成長させた伊藤翔哉執行役員兼ダイレクトマーケティング本部長ら複数の経験者がD2Cブランドの経営手法を指南する。伊藤氏は「日本で一番優秀なダイレクトマーケティング人材を育てる組織にするという目標ができた。『ダイレクトマーケティングを学ぶならI‐ne』という第一想起を5年で醸成していきたい」と話す。
 
I‐neは、ECが売上高の約3割を占める。EC売上高100億円以上の事業拡大を目指し、M&Aも積極的に検討していく方針。



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