2022.04.01

EC構築システム「ebisumart」、Amazon Pay対応「Alexaスキル」とシステム連携 音声での商品注文を可能に

インターファクトリーは3月31日、クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」において、クラウド型EC構築システムとして初めて「Amazon Alexa」(以下:Alexa)搭載デバイスを使用した音声による注文を可能とする「Amazon Pay対応Alexaスキル」とのシステム連携開始した。「ebisumart」にてECサイトを構築する事業者は、注文チャネルの1つとして「Alexaスキル」の利用が可能になり、音声という新たなチャネルによる購入体験を提供できる。

クラウドコマースプラットフォームの「ebisumart」は、「Alexa」搭載デバイスによる音声注文を可能にする「Alexaスキル」とのシステム連携を開始した。「Alexaスキル」は、「Alexa」によって実行されるアクションやタスクのセットで、「Alexa」搭載デバイスや「Alexaアプリ」で用いることで、ユーザーは音声を使ってタスクの実行や、コンテンツへのアクセスを行うことができる。

「Amazon Pay対応Alexaスキル」とのシステム連携は、クラウド型EC構築システムとして初の試みで、今回のシステム連携により「ebisumart」にてECサイト構築を行う事業者は、ECサイトへの「Amazon Pay対応Alexaスキル」の導入が可能になった。「Alexaスキル」を用いたECサイトでは、「Amazon Echo」などの「Alexa」搭載デバイスや「Alexa」アプリに話しかけ、音声によるカートへの商品追加や購入、配送状況の確認が可能になる。普段から無意識に使っている「声」での買い物は、ユーザーにとってシンプルで自然な購入体験になるうえ、「Amazon Pay」に対応しているため支払い情報や配送先情報を入力する手間を省き、「Amazonアカウント」の情報を利用してスムーズに商品を購入することができる。既存販売チャネルに加えて、音声という新しいチャネルを増やすことで、新規顧客獲得率の向上にも貢献するとしている。

先行導入事例として紹介した朝日放送グループのエー・ビー・シー メディア コムが運営するECサイト「ABCミッケ」では、音声注文に対応する「Alexaスキル」である「ABCミッケ スキル」の提供を開始。同サイトを利用する顧客は、「Alexa」搭載デバイスから、「ABCミッケ スキル」にアクセスすることで、商品紹介の動画を楽しみながら、お気に入りの商品を「これ買って」と音声で注文することができる。商品名や商品番号を指定しての注文も可能で、商品のバリエーションの選択や配送日時の指定も音声で簡単に行うことができる。

音声を通じて買い物をする「ボイスコマース(voice commerce)」が米国で2017年に登場し、日本でも「Amazon Echo」をはじめとするスマートスピーカーが普及している。こうした状況を踏まえ、インターファクトリーは、クラウド型EC構築システムとして初めて「Alexaスキル」とのシステム連携開始に至ったとしている。

今後もEC業界の発展および導入企業のECビジネス活性化に寄与するため、顧客目線の価値あるソリューションを提供していく考えを示した。



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