CRMの「分析」から「施策実行」を一気通貫に
――2サービスを展開する意味とは？林：チャネルを横断的に分析するだけでなく、その分析に基づいてCRM施策を実行することで、企業としても成果を実感できます。CRM施策についてはメールだけでなく、LINEやスマホアプリでのコミュニケーションを実施する必要があり、その相談も受けていました。
「Sechstant CDP」による分析と、「Sechstant CRM」による施策実行を両方提供することで、導入企業さまが目に見える成果を上げ、チャネルを横断した取り組みが加速していく環境を提供したいと考えました。
西﨑：「Sechstant CRM」は、ecbeing導入企業さまからLINEのセグメント配信をしたいという要請に応えて開発した「メッセージングサービス」がベースになっています。昨年秋頃から個別に提供を開始しておりましたが、「Sechstant CDP」との連携を強化するとともに、機能をさらに磨き、「Sechstant CRM」として提供します。
「Sechstant CDP」と「Sechstant CRM」を両方導入して、分析から施策実行まで一気通貫に実施することもできますし、企業の環境に応じてどちらかのツールだけを個別に導入することも可能です。もちろんECパッケージシステム「ecbeing」を導入していない企業さまでも利用できます。すでに先行して両ツールを導入している企業さまもあります。
データマーケティングサービス部 上席部長 西﨑潤氏――「Sechstant CRM」では具体的に何ができるのですか？西﨑：「Sechstant CRM」はシナリオに応じて顧客とコミュニケーションを図ることができるマーケティングオートメーション（MA）ツールです。メール、LINE、スマホアプリへのメッセージを自動配信できます。スマホアプリについては、当社で開発したアプリはもちろん、アプリプラットフォーム「Yappli（ヤプリ）」とも連携しており、すぐに対応可能です。
会員の属性情報や行動データを基に、各チャネルを通したメッセージのセグメント配信や自動化を実現できます。実店舗購入後のフォローメッセージを配信したり、ポイント失効間近のユーザーにリマインドを図ったりするような施策を、シナリオ機能で自動的に実行できます。シナリオは企業の状況や課題に応じて自由に組むことができます。
