PC周辺機器のエレコム、eスポーツ分野のECに注力 海外展開を視野

パソコン関連商品の製造・販売などを行うエレコムでは近年、eスポーツカテゴリーへの展開に注力しているという。eスポーツは国内よりも海外のほうが、市場規模が大きいとされている。eスポーツ用商品の開発や、大規模な大会への協賛を行うことは、海外での認知拡大にもつながる。今後の海外展開を考えたことも、参入した理由の一つだったという。

同社はもともと、eスポーツへの参入には消極的だったという。「製品との親和性が高いのは分かっていたが、どうしても『ゲームは遊び』というイメージがあり、参入に踏み切れなかった」（担当者）と話す。「背中を押してくれたのは、社会的認知の拡大だった。若い世代や、海外の人たちへの認知度の高さが参入の決め手になった」（同）と話す。

同社の主力商品は、パソコン関連機器だ。eスポーツとの親和性は高い。「当社としても、力を発揮しやすいカテゴリーだ。だが、後発であることも事実。まずは商品開発を行い、シェアを拡大していきたい」（同）と話す。