2022.03.16

Mesh、シードラウンドで約2億円を調達 ダークストア型スーパーマーケット「Mesh」を開発

Meshは3月16日、Coral Capital、Delight Ventures、W ventures、堀井翔太氏から、シードラウンドで約2億円の資金調達を実施した。調達した資金をもとに、「アプリで注文したら20分以内に商品をお届け」するデリバリー専門スーパーを作り、世界のコマースを次のステージに押し上げていくとしている。

英語で「倉庫」を意味し、ユーザーが来店しないデリバリー限定の店舗を表す「ダークストア」事業を手がけるMeshはこのほど、シードラウンドにおいて、Coral Capital、Delight Ventures、W ventures、堀井翔太氏から約2億円の資金調達を実施した。

今回調達した資金をもとに、ダークストア型スーパーマーケット「Mesh」を開発していく考えを示した。取り扱い商材は、一般のスーパーと同様の食品・飲料・日用品である一方、注文はスマートフォンアプリ経由のみ、配達時間は注文後20分以内という、全く新しい業態のスーパーとなる。当初は東京23区内でサービス提供を開始し、順次日本全国、及び海外へとエリアを拡大するとしている。

日本の食品・飲料・酒類の市場規模は、60兆円にのぼると推定される巨大な市場だが、そのEC化率はわずか約2.8%に過ぎず、韓国(約17.3%)、イギリス(約5.4%)など、食品EC化が進んでいる世界の地域と比較しても、大きな白地が残っていると言える。その理由の1つに、食品の需要はオンデマンド性が高く、リードタイムの長い配送とは親和性が低いという点があるとし、Meshは「頼んだら、いま、届く」体験を作ることで、生鮮食品をはじめとした商材のさらなるEC化を押し進め、次のコマースのインフラを作っていくとしている。



海外では、2020年からダークストアの領域で多数の新興企業が誕生しているだけでなく、Gorillas、Flink、JOKRなど、創業約1年以内にユニコーンとなる企業も複数誕生しており、破竹の勢いでマーケットが成長している。Meshは、事業意義及び本市場の成長性の観点からダークストア事業に参入し、日本発の企業として本領域で世界のリーディングカンパニーになることを目指す考えを示した。

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