2022.03.12

京都表具協同組合、掛け軸やびょうぶなど「京表具」を販売するECサイトをオープン

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伝統工芸である表具の職人が所属する京都表具協同組合は2月28日、組合員が制作した表具を販売するECサイトを開設した。写真を多用したサイト構成で、掛け軸など「京表具」の魅力をECから発信していく。
 
鑑賞や保存を目的に、書や絵画を紙や布で補強・装飾する伝統技術を表具と呼ぶ。表具の幅は広く、掛け軸やびょうぶに加えて巻物やふすまなども含まれる。京表具は、その中でも京都府内で作成された表具を指す。


▲掛け軸やびょうぶといった「京表具」を販売

京都表具協同組合は、1959年に発足した京表具師らによる技術者集団だ。現在は62人が所属し、表具の制作の他、家庭にある表具の修理や修復などを手掛けている。

京表具の魅力をより多くの人に届けるべく、ECサイト「SENSE of(センスオブ) 京表具」を開設した。サイト内では、組合の審査に合格した京表具の逸品を販売している。各商品には、制作した職人の写真やプロフィールを併記している。

一般家庭や洋室にも飾れるような掛け軸などが販売商品の中心だ。3月8日時点で販売している商品の価格帯は、4万円から80万円(ともに税込)となっている。

作品の魅力を伝えるため、各商品ページには高解像度の商品写真と素材・材質の詳細、作品に込めた京表具師の思いなども掲載している。商品撮影には制作した京表具師が立ち会い、実物と差異がないかチェックを行っているという。


「SENSE of 京表具」
https://sense-of-kyohyougu.com/



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