2022.03.11

「Happy Quinoa」、ヴィーガン向けに日用品も展開 アパレルや日用品、生理用品まで展開

小野寺聡社長

ヴィーガン向け商品の輸入販売を行うReinventは2020年11月から、国内外のヴィーガン対象商品を取り扱うECサイト「Happy Quinoa(ハッピーキヌア)」を運営している。

2020年7月にヴィーガンに関する情報サイト「ハッピーキヌアヴィーガンメディア」を開設、自社メディアとして運用してきた。同時にインスタグラムでもヴィーガンの情報を発信。情報発信していく中で、ヴィーガンを対象にした商品が買える場所がないことや、食品以外の商品が見つからないといった相談が寄せられた。ユーザーのこうした意見を取り入れ、ECサイトを開設することにした。

サイトでは、食品を中心に、アパレルや日用品、生理用品などヴィーガンを志向している人の生活に必要な商品を幅広く揃えている。海外商品を中心に、小野寺社長やスタッフが実際に使ったものから選んでいる。ヴィーガン向けの商品はユーザーから情報を得ることもあるため、常に商品に関するアンテナを張っているという。

自社のオリジナル商品として、「ハッピーキヌア オリジナルヴィーガン竹歯ブラシ」(税込600円)、「プラントベースキーマカレー」(税込756円)なども販売。竹歯ブラシは、ブラシ以外の部分に竹を使用し、消臭効果も見込める。丈夫で長期間使えるアイテムとして、サイトの人気商品になっている。

現在、サイト利用者の9割を女性が占める。料理をよくしたり、ダイエットに関心の高い人が多いようだ。「メンズ向けの商品も扱っているが、パートナーなどへの贈り物として、女性が購入するケースが多い」(小野寺社長)と言い、ヴィーガンに関する消費動向を捉えている。

小野寺社長は現在、ニューヨークに拠点を置いている。事業展開していく中で、「海外では著名人やセレブがヴィーガンについて発信することで、認知が広がっていく。また、多くの人種が共存し、多様性を受け入れていく傾向がある」(同)と実感している。

ヴィーガンのライフスタイルが欧米のように日本でも定着するかは分からないが、ヴィーガンの認知拡大に向けた取り組みをさらに強めていく考えだ。日本の大手企業を中心に、関連した商品が市場に出てくれば、ヴィーガンを志向する人のライフスタイルが根付き、生活もしやすくなると予想している。


「Happy Quinoa」
https://happy-quinoa.com/




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