2022.03.09

リカイアンテクノロジー、メールを自動翻訳できるサービス「Rian」リリース 添付ファイルごとの翻訳も可能

リカイアンテクノロジー日本支店はこのほど、メール本文だけでなく、添付ファイルごと自動翻訳するサービス「Rian(リアン)」を正式リリースした。翻訳業務のよりシンプルかつ手軽に実行を実現する。

リカイアンテクノロジー日本支店は、「Rian」はメールをまるごと自動翻訳できるサービス「Rian」の提供を開始した。翻訳アプリ不要でメールを自動翻訳できるサービスとなり、添付ファイルも合わせて翻訳できる。添付ファイルのファイルレイアウト・フォーマットを維持し、代表的なファイル形式すべてに対応が可能なうえ、独自のAI技術により高度な自動翻訳とセキュリティ、対応言語数50以上、厳重なプライバシー管理などの特徴も備える。

利用者は、自身の使い慣れた言語でメール(本文、添付ファイルとも)を作成したら、宛先に送りたい相手に加え、「Rian」のメールアドレスを入力。翻訳する言語の種類はメールの件名で指定する。メールを送信して数分待つと、送付先と自身に翻訳済メールと添付ファイルが届く仕組みとなる。年間360万文字まで利用できる年間契約の「PROプラン」(月額4800円/年払いのみ)、一時使用向けの「ONE-TIMEプラン」(1文字0.2円)に加え、最大5万文字または14日間利用可能な無料トライアルも提供する。

「Rian」はもともと日本で生まれ、インドで大きく成長したサービス。創業者であり、インド本社代表のAnandsagar Shiralkar氏は、在日時に言語コミュニケーションで悩んだ経験からAI翻訳サービスの開発を決めた。インド本社の企業名であるRikaian Technologyの語源も、日本語の「理解案」からインスピレーションを受けたとしている。

現在では、多くのグローバル企業で採用される翻訳サービスを展開する同社だが、日本では「Google翻訳」や「DeepL」を筆頭にすでに多くの自動翻訳サービスが存在したことから、メール本文や添付ファイルを含めた「メールまるごと自動翻訳」注目。翻訳業務から解放し、母国語しか使いこなせない場合でも異言語でのコミュニケーションを可能にするとしている。個人のユーザーはもちろん、翻訳サービスを展開する事業会社にとっても有益なサービスであるとの考えを示した。




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