2022.03.08

世界最大の建材サンプルマーケットプレイス「Material Bank」、2022年に日本でのサービスを開始

世界最大の建材サンプルマーケットプレイス「Material Bank」を運営するMaterial Bankは3月7日、2022年に日本でのサービスを開始する計画を発表した。米国と同様のサービスレベルの実現を目指し、建築・デザイン業界のサステナビリティに貢献する。

「Material Bank」は、建築・デザイン業界のデザインプロフェッショナルと建材ブランドをつなぐマーケットプレイス。設計・デザイン業務に関わる人の建材サンプル取り寄せプロセスを強力なデータベースと独自のロボット物流設備を組み合わせることで効率化している。複数ブランドの建材を1つのサイトで素早く検索でき、深夜0時までにサンプルを注文すれば、翌日午前中までに1つの箱で受け取る事ができる。

2019年の米国でのサービス開始以来、1億5700万ドルの資金調達を実現し、ツールやサービスの構築、戦略的買収、グローバル展開に積極的な投資を行っており、450以上の建材ブランドと約9万人の会員を有する世界最大の建材サンプルマーケットプレイスへと成長した。

このほど、Material Bank初の海外展開として、2022年に日本でのサービスを開始する計画を発表した。Material Bank Japanでも米国と同様のサービスレベルの実現を目指すとし、物流量の大幅な削減により、建築・デザイン業界のサステナビリティに貢献を図る。数兆円の市場規模を持つ建築・デザイン業界は、世界共通でデジタル化が課題となっている業界のひとつと言われてきた。Material Bankは、米国においてのデジタル化ニーズを受け、爆発的な成長を遂げたとし、その経験と知見を基に日本での事業展開へとつなげるとしている。

「Material Bank」の日本市場への展開を加速させるため、Material Bank JapanのCEOに中沢剛氏を迎えた。中沢氏は、NTTデータにてエンジニアとしてキャリアをスタート。ソフトバンクグループにて孫正義氏のもと戦略企画業務の経験を積んだ後、複数のベンチャー企業の経営に携わり、DXの先陣を切ってきた。Material Bankの創設者であるAdam I. Sandow氏も、中沢氏とともにMaterial Bank Japanの戦略的方向性をリードしていく。

日本でのサービス開始計画発表にあたり、Material Bank創設者・CEOのAdam I. Sandow氏は、「Material Bank Japanの立ち上げをみなさまにお伝えできるこの記念すべき瞬間を迎えることができ、大変嬉しく思っています。『Material Bank』は、米国の建築デザイン業界における、あらゆる大手企業の膨大な効率化を支援しており、この革新的なプラットフォームを日本に導入できることに興奮しています。私たちは、アジアにおけるデザインプロセスの効率化とサステナビリティに貢献するために、大規模な投資を行うことを約束します。今後も『Material Bank』のさらなる進化にご期待ください」とコメントした。

Material Bank Japan CEOの中沢剛氏は、「日本の建築・デザイン業界では、効率性とサステナビリティが強く求められています。『Material Bank』は、米国におけるサンプリングプロセスの環境負荷軽減に大きな影響を与えてきました。日本市場に『Material Bank』を導入し、業界の長期的な成長に寄与する絶好の機会を得たことを光栄に感じています」とコメントした。



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