GMOインターネトグループのGMOメイクショップは3月4日、ECサイト構築ソリューション「GMOクラウドEC」の「クラウドECプラン」において、FutureRaysが提供する定期通販に特化した通販基幹システム「クラウドK」と連携した。これにより、D2Cに最適な定期通販や、サブスクリプション型のECサイトをより短期間かつ低コストで構築・運用できるサービス連携オプションを提供する。
GMOメイクショップは、低コストで本格的なネットショップを作成できるASPサービス「MakeShop byGMO」の提供をを2004年に開始。2021年3月には、ECサイト構築における多様なニーズに対応するため、カスタマイズ対応ECサイト構築ソリューション「GMOクラウドEC」の提供を開始した。
「GMOクラウドEC」では、事業者ごとの解決すべき課題に応じて、特徴の異なる3つのプランを用意。その中で「クラウドECプラン」は、ECサイトのフロントエンドとバックエンドを切り離したヘッドレス構成で、各事業者専用のクラウド環境を用意するシングルテナント方式を採用したオーダーメイド型のEC構築プランとなる。自由なフロントエンド構築によりブランディングを表現しやすいためD2Cに適しており、複数ECサイトを運営する「マルチサイト」や、複数の出品者を集められる「マーケットプレイス」といった複雑なECサイトの構築にも対応する。
一方、FutureRaysは、フルフィルメント・コールセンター事業者の声を集めてノウハウを集約した通販基幹システム「クラウドK」を展開。「クラウドK」は、D2Cや定期通販、サブスクリプション型のビジネスに特化した基幹システムであり、ECシステムと組み合わせることで、発送サイクルのきめ細かな変更が可能な定期通販機能の実装や、決済・会員・在庫情報などを一元管理可能となる仕組みの構築を短納期で実現し、効率的なEC運営をサポートする。
昨今のB2CのEC取引では、LTV（顧客生涯価値）の最大化による継続的な売上の拡大を目指し、定期通販やサブスクリプション型のビジネスモデルを展開する事業者が増加傾向にある。「クラウドECプラン」においても、健康食品や化粧品などのリピート率の高い商材を扱うメーカーより、定期通販やサブスクリプション型のEC構築に関する相談が増えていたとしている。こうした状況を受けGMOメイクショップとFutureRaysは、D2Cビジネスに最適な定期通販・サブスクリプション型ECサイトの構築・運用を支援するため、「クラウドECプラン」と「クラウドK」を連携し、オプションとして提供するに至ったとしている。
ECサイトのフロントエンドを自由に構築できるD2CのEC構築に適した「クラウドECプラン」と、定期通販に必要なバックエンド機能があらかじめ備わったシステムである「クラウドK」が連携することで、D2Cでニーズが高まっている定期通販やサブスクリプション型のECサイトを短期間・低コストで運用できる環境の構築が可能となる。
健康食品や化粧品など、リピート率の高い消耗品を提供するメーカーが定期通販サイトを立ち上げる際に、オンラインの顧客接点であるECサイトは柔軟で拡張性の高い「クラウドECプラン」で構築し、オフラインの接点となる発送の管理は強力なバックヤード機能を持つ「クラウドK」で行うことで、ノベルティやサンプルなどの商品同梱物や契約継続プレゼントなどの管理も容易になる。そのためオンラインからの新規顧客獲得の促進と、オフラインでの顧客満足・継続率の向上を一気通貫で実現することができ、定期通販における顧客LTVの最大化をサポートする。商品の組み合わせや配送パターンなどで複雑な処理が必要となるサブスクリプション型のビジネスにも対応でき、商材や販売方法に応じた柔軟なECサイトの構築・運用により、D2Cビジネスの成長を後押しする。
「クラウドK」のオプション利用料金は、初期費用が15万円（税抜）から、月額費用が2万円/2ライセンス（税抜）から。
今回の連携を記念し、GMOメイクショップとFutureRaysは4月14日、サービス連携オプションで実現できる内容について詳しく紹介する無料ウェビナーを開催する。参加費は無料。「GMOクラウドEC」と「クラウドK」のサービス連携オプションについてに加え、「D2Cビジネスを加速させるECサイトの作り方」、「D2Cの時代に選択すべき通販基幹システムとは」をテーマに行う。
