【ここがターニングポイント!】「U−collection」、メディア介して「戦略PR」実現

腕時計や美容品の販売を手掛けているウエニ貿易は、時計や美容品のECサイトを運営している。販促手法について「戦略PR」を掲げ、メディア向けの情報発信を重視している。大手ニュースサイトなど、ウェブメディアで紹介されやすくするためだ。他社の媒体を介することで、顧客からの信頼度を高め、購買促進につなげている。

ECサイトの名称は「U−Collection(ユーコレクション)」。新商品のメディア向けリリースでは、商品の特徴や、ブランドの世界観を詳細に紹介するなどしている。「戦略PR」を始めたのは2017年5月頃からだ。

自社ECで2019年10月に発売した時計ブランド「スピニカー」は、大手ニュースサイトで取り上げられたことをきっかけに、10日間で200本を販売した。

予想を大きく上回る売り上げとなり、「ウェブメディアを介した商品訴求に手応えを感じた」(時計事業部マーケティング&コミュニケーションズ・中田俊介スーパーバイザー)と振り返る。

以来、「スピニカー」はECの売り上げをけん引するブランドの一つに成長。4月10日、新商品の「DUMAS(デュマ)」(税別4万4000円)をECと実店舗で発売した。ECでは3月27日から先行発売。初動は計画通りだという。