2022.03.03

エクスプライス、今期10%前後増収で推移 新物流拠点の効率化も奏功

2021年8月に開設した「船橋物流センター」

家電ECのエクスプライスの業績が順調だ。22年6月期の売上高は、前期比約10%増のペースで推移している。巣ごもり需要の反動の影響で家電市場全体に逆風が吹く中、自社ブランドを含む商品の拡充や移転後の物流施設による業務効率化が奏功している。
 
21年8月に開設した、千葉・船橋の旗艦物流拠点「船橋物流センター」の活用が事業拡大に結び付いている。キャパシティーの増大とともに、施設内に隣接する佐川急便の配送拠点との連携が、出荷時間の短縮など業務効率化につながっている。
 
「受注数の増加もあり、昨年末から足元にかけて満床に近い状況が続いている」(稲積憲社長)と言う。
 
自社ブランド商品である「MAXZEN(マクスゼン)」も商品の幅を広げている。従来の主力商品だった液晶テレビや白物家電に加え、美容家電、ごみ箱やテントといった非家電分野の商品展開も強化している。「市場の需要を見ながらトライアウトを続け、横の広がりを伸ばしていく」(同)としている。



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