2022.02.25

大和電器、感震ブレーカーの販売好調 取り付け簡単販売1万台突破

電気機器の大和電器が2018年1月から販売している「感震ブレーカー震太郎」の売れ行きが好調だ。累計販売台数は1万台を超え、同商品を取り扱う企業も増えている。

SNSなどは活用しておらず、同社の営業マンが直接、企業を訪問。地道なPR活動で認知を広げている。

取り付けに専門的な電気工事は不要で、アース付きのコンセントに差し込むだけ。家庭用のブレーカーに漏電ブレーカーが付いていることが条件となる。電気工事士による作業が必要な感震ブレーカーが自分で取り付けられるため、工事費用が節約できる。

東日本大震災が開発のきっかけになったという。日本火災学会の調査報告書によると、震災による火災の原因の半分以上が電気火災だった。「電気火災を防ぐために、感震ブレーカーをもっと広めていきたい」(同社の石川博章氏)と話す。

最近はマンションの管理組合などが、設置のしやすさから、まとめて購入するケースも増えているという。

正常に作動するかのテスト機能も付けた。3分間の警報が鳴った後、主幹ブレーカーを遮断するテストを行う。

交換の目安は8年から10年。価格はオープン価格で、ECサイトでは税込1万163円で販売している。



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