2022.02.11

生チョコ専門ECサイト「△chocolat」、鳥取砂丘前の実店舗で1日2500個販売した商品を全国展開

OMOI 川村諒志社長

鳥取砂丘の前に洋菓子店を構えるOMOIは今年1月、生チョコレート(生チョコ)専門のECサイトを開設した。生チョコは、川村諒志社長が修行を経て開発している。実店舗で1日2500個販売した生チョコを通販で全国展開し、新規顧客の獲得を狙う。

自社ECサイト「△chocolat」では、山陰地方の食材を使用した生チョコのみを取り扱っている。

フランス産の最高級チョコレート「Valrhona(ヴァローナ)」に、鳥取産の牛乳を使用。独自のレシピにより、口に入れて10秒ほどで滑らかな口溶けを感じられる商品を開発した。

商品開発に当たり、有名パティシエのもとを訪れた。多忙のため、普段は弟子を受け付けない人だという。だが川村社長の前職時代の人脈を生かして、弟子入りに成功。商品開発のこつや生チョコの作り方などを修行した。


▲山陰地方の食材を使用した生チョコレート

「私は前職では、大阪にある大手コンサルティング会社に勤務していた。そのときに培ってきた人脈やネットワークが、今回の商品開発に生きる形になった」(川村社長)と話す。

同社の生チョコは、2021年12月18日に開設した実店舗で1日2500個以上販売したこともある。まずは実店舗で実績を作り、ECサイトでさらに販売を促進したい考えだ。

「鳥取は35~75歳くらいの人口が多く、祖父母・娘婿・孫の3世代で住んでいる家庭も多い。新聞折り込みチラシが有効的な集客方法になる。昨年の12月17日には、朝日・読売・毎日・日本海新聞の朝刊に2万5000部の折り込みチラシを入れて、店舗への集客に力を入れた」(同)と話す。

ECサイトへの集客は、店舗での購入者がECサイトを利用したり、友人に紹介したりして、集客につながっているという。
今後は、より全国の新規顧客を獲得するため、ECの運営を本格化させていく。鳥取の魅力を全国に広めたいと意気込みを示す。


「△chocolat」
https://sankakuchoco.base.shop/






RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事