2022.02.08

ブランディア、中国の越境ECモール「Tmall Global」に出品開始 中国ユーザーへのタッチポイント拡大

BEENOSの連結子会社で、国内最大級のファッションリコマースサービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードは2月7日、「ブランディア」において、中国最大級の越境ECマーケットモールである天猫国際(Tモールグローバル/以下「Tmall Global」)のオフィシャルショップへの正式出品を開始した。アジアを代表するリコマースサービスとして成長するべく、中国ユーザーとのタッチポイントを増やし、さらなる流通拡大を目指す。

「ブランディア」は、不要になったブランド品を「ダンボールに詰めて送るだけ」で査定・買取を行うブランド品宅配買取サービス、店頭で買取を行う専門店、ライブ査定を展開する国内最大級のファッションリコマースサービス。このほど中国最大級の越境ECマーケットモール「Tmall Global」において、中国ユーザーの需要の高い商品を「Tmall Global」が独自に選定・販売する「Tmall Global」直営のオフィシャルショップへの正式出品を開始した。

ブランディアは、アジアを代表するリコマースサービスとして成長するべく、中期目標として海外販売比率50%を掲げ、グローバルへと販路拡大を推進しており、2021年6月には「Tmall Global」に旗艦店をオープンした。出店以降順調に流通を伸ばし、11月の独身の日セールでは、中古ブランド品部門で3位の売上を達成している。

アリババグループの越境ECプラットフォームには、90以上の国と地域から3万5000以上のブランドが参入し、5000以上という幅広いカテゴリーの輸入商品を中国消費者に提供している。中古ブランド品は、非常に需要が高い反面、真贋やコンディションなど、厳密な信頼性の担保が求められるジャンルであり、既存の「Brandear海外旗艦店」の商品の信頼性や品質、注文から発送までの顧客対応などが評価されたことから、今回の「Tmall Global」オフィシャルショップへの出品開始に至ったとしている。これにより、高品質な日本発の中古ブランド品と中国の消費者とのタッチポイントが増え、さらなる流通拡大が期待できるとの考えを示した。

中国において、この10年ほどで購入された新品のブランド品の購入金額の累計は4万憶人民元(日本円で約64兆円)と推測されている。これに対し、中古品の購入比率は2019年時点で5%となっている。中国における中古ブランド品購入者は、50%以上がミレニアル世代、Z世代で、今後Z世代の消費力が増加し、さらにサステナビリティの浸透といった消費者意識やライフスタイルの変化に応じて、中国の中古ブランド品市場には著しい成長が期待できるとしている。ブランディアの独自調査では、中国を含む東アジア圏の消費者は、使用感の少ない中古ブランド品を求める傾向が他地域よりも高く、日本発の信頼性と状態の良いブランド品には高い需要が見込まれるとしている。

ブランディアは、グローバルリコマースサービスとして、今後も世界に販路を拡大するとともに、価値ある商品をグローバルに循環させていくことを目指す考えを示した。



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