2022.02.03

【楽天SOYを分析】人口に対する受賞店舗数1位は「◯◯県」 過去5回の総合賞(TOP10)に見るトレンドは?


楽天グループ(楽天)が1月26日に発表した「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2021」では、受賞店舗として142店舗が選出された。「楽天市場」をけん引する受賞店のデータを分析することで、「楽天市場」で成功するための傾向と対策が見えるのではないか。発表された受賞店舗の情報から「総合賞に入る店舗の傾向は?」「人口に対して受賞店舗の多い都道府県は?」「受賞店舗が1店もない都道府県は?」など、気になる情報を分析した。


総合賞に見るトレンド


「楽天SOY」のTOP10と言える総合賞の過去5回の推移を見ると、最近の「楽天SOY」の傾向が見える。


【「楽天SOY」総合賞の推移】

※ジャンルごとに色分け

2018年1月に発表した「楽天SOY2017」は、比較的新しい店舗が名を連ねた。1位の「soulberry」を始めとして、ファッション系やインテリア系が多くランクインしている。この頃はEC業界全体でも、EC化が遅れていたファッション業界などのEC事業拡大が進んでいた。

「楽天SOY2017」は、1位の「soulberry」など、ファッション系やインテリア系が多くランクインしている。

このころはEC業界全体でも、EC化が遅れていたファッション業界などのEC事業拡大が進んでいた。

翌年の「楽天SOY2018」では、オムニチャネル展開とともに、モールでの販売強化を進めていたヒマラヤやアルペンといったスポーツ系の上位進出が目立った。

その後、「楽天SOY2019」から今年開催した「楽天SOY2021」までは、「楽天市場」の草創期からの活躍が顕著な家電店舗の再躍進が印象的だ。特に直近の2回はコロナ禍ということもあり、家の中で使用する家電やインテリアの強さが目立つ。

外食や旅行が制限される中で人気が高まった食品系、健康不安や運動不足の悩みを解消する健康食品系も総合賞の常連になってきた。

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