2020.04.10

オイシックス・ラ・大地、東証一部に変更 髙島社長「生活インフラとして自覚より強く」

オイシックス・ラ・大地は4月9日、株式の上場市場を東京証券取引所(東証)マザーズから東証一部に変更した。

2000年に創業した同社は、ECによる食品宅配サービス「Oisix」を運営し、事業を成長させてきた。2017年に「大地を守る会」、2018年に「らでぃっしゅぼーや」と経営統合し、現在はこれら3つの食品宅配サービスを展開している。

法人向けサービスとして保育園施設への安全な食材卸業の他、子会社に移動販売事業を手がける「とくし丸」や、アメリカでヴィーガンのミールキット宅配業を展開している「Purple Carrot」があり、食に関する事業を多角的に運営している。

2019年3月期連結業績は、売上高が前期比60.1%増の640億2600万円、営業利益が同159.4%増の23億1200万円だった。直近決算の2019年4−12月期(第3四半期)連結業績は、売上高が前年同期比7.2%増の524億2500万円、営業利益は同29.5%減の15億9700万円と成長を継続している。

市場変更に伴い、代表取締役社長の髙島宏平氏は、「私達は、企業理念を『これからの食卓、これからの畑』と定め、食に関する社会課題をビジネスの手法で解決することをミッションとしています。普段は、お客さまに、美味しく楽しく健康的な食生活を送っていただくためにはどうすれば良いかを考え、活動しています。現在のように不安定な環境においては、生活インフラを担うサービスとしての自覚をより強く持ち、私達がお役に立てることを実行して参ります」とコメントしている。

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