薬機法医療法規格協会は1月24日、薬事法広告表現のNGワード言い換え集「薬機法景表法広告表現代替ガイド」を発売し、第1弾の「ダイエット関連」の販売を開始した。今後、化粧品、美容医療、コロナ関連商品など、11カテゴリを順次販売する。遵法でありながら「訴求力のある」フレーズのニーズに応える。
「薬機法景表法広告表現代替ガイド」は、薬事法広告表現のNGワードを訴求力を下げないOKワードに変換するためのガイド。15年以上のキャリアをもつヘルスケア業界のマーケッターらと弁護士陣によって、遵法でありながら「訴求力のある」言い換え集を約6カ月間にわたり調査考案し製作した。
▲LPサイトのNG例の解説とOK表現例(ダイエット関連商品カテゴリ)基本的な考え方や行政通達に加え、薬機法・景表法に抵触するワード、抵触しやすいワード、抵触しないワードをそれぞれ紹介。薬機法・景表法に抵触する広告文章例とその代替表現、薬機法・景表法違反判例、薬務課や消費者庁からの指導が来た場合についても掲載しており、「扱う商品ジャンルに合わせたNG・OK表現を知りたい」「リスティング広告タイトルでうまく表現したい」「商品のキャッチコピーで少し攻めた表現をしたい」「『Yahoo!』や『Google』などの審査に通る攻めた表現がしたい」「ビフォーアフターの遵法な掲載方法が知りたい」などのケースで活用できるとしている。
▲違法な販売手法を図で解説カテゴリは全部で11種類で、このほど販売を開始した「No.001 ダイエット関連商品」に加え、「No.002 美容・美肌（食品）」「No.003 スキンケア（化粧品）」「No.004 美容医療」「No.005 妊活・不妊症関連商品」「No.006 アンチエイジング・抗老化関連商品」「No.007 育毛・養毛・発毛関連商品」「No.008 精力増進・ED関連商品」「No.009 コロナ感染症対策商品」「No.010 プロテイン・トレーニング関連商品」「No.011 インフルエンサーの薬機法・景表法ガイド」を今後順次発売予定。Web資料として販売し、価格は各カテゴリ5500円（税込）からとなる。
YMAA認証マークや企業団体認証マーク制度の普及が広まり、薬機法、景表法の理解が進む一方で、訴求力が下がること懸念する声があったとし、広告表現NGワード言い換え集の販売に至ったとしている。
