すでに目標達成間近
――ファッションブランド専門の売り場を作る施策を発表している。店舗の誘致は順調か?
2022年春に厳選されたブランドが出店するファッション専門モールを開設する。韓国や日本のブランドにお声掛けしており、韓国ブランドを200社以上、日本ブランドを100社以上誘致する計画だ。韓国ブランドはすでに200社以上の出店が決まっている。日本ブランドも80社以上が決まっている。
ニーズの高い韓国ブランドをそろえて顧客が集まる売り場を作りながら、日本ブランドも売れる実績を築く。韓国ブランドは、有力ブランドがすでに「Qoo10」に出店し、販売実績も上げていたので、その他のブランドも出店してもらいやすかった。専任の担当者を付け、サポートを充実させて、日本ブランドも売れる体制を整える。日本の有力ブランドをいかに誘致できるかが鍵だ。
――コスメやファッション以外の店舗の獲得は?
女性の顧客層が厚いため、女性向けの商品は売れやすい。インテリアや雑貨、家電でも美容家電や生活家電、ダイエット食品などはよく売れる。日用品や生活必需品も売れている。当社としてもまだまだ品ぞろえの拡大余地はあると考えている。
一方、「メガ割で買いたかったけど買えなかった商品群」を調査したところ、コスメやファッションの購入意向が高かった。コスメやファッションもまだまだ伸ばせるポテンシャルは高いと見ている。
――2022年に注力するポイントは?
ファッションブランド専門の売り場を開設し、ファッションカテゴリーがコスメの規模に追い付くぐらいに成長できればと考えている。
販促面では「メガ割」を発展させつつ、「メガ割」を開催していない期間にも継続購入してもらうためのプロモーションにより注力していきたい。
「Qoo10」はこの規模のECモールで最も高い成長を遂げていると考えている。2022年も継続して投資を続け、攻撃的な戦略を取っていきたい。