インターネット広告事業を展開するファンコミュニケーションズは1月17日、Webサイトの売買サービス「A8 M&A」において、売主の手数料を無料化した。独占案件等の条件なく、全て無料となる。同時にこれまで設定のなかった買主の最低手数料について、5万円（税込）と設定した。
「A8 M&A」は、Webサイトを売りたい人と買いたい人をつなげるサービス。ファンコミュニケーションズが運営する国内最大級のアフィリエイトASP「A8.net」会員限定のWebサイト売買サービスとして2020年6月よりサービスを開始し、2021年3月にWeb上で売買交渉ができるプラットフォームとしてリニューアルしている。運営が難しくなったWebサイトを売却したいニーズと、新しくWebサイトを立ち上げる手間やコストを省きたいニーズをマッチングしており、主にアフィリエイトサイトやECサイトなどが取引対象となっている。
売主は、Webサイトの情報を登録して公開することで、売却先を募集することができる。一方、買主は、登録された情報一覧から購入を検討したいWebサイトを選び、売主へ交渉オファーを出すことができる。そのオファーを見た売主が返信すると交渉が開始される仕組みだ。売主と買主が直接交渉ができるため、時間をかけずスピーディーに交渉を進めることができる。
このほど、売主の手数料を完全無料した。これにより優良な案件を数多く用意することが可能になるとしている。一方、買主には、新たに5万円（税込）の最低手数料を設定したことで、これまで以上に案件が探しやすい環境を用意することができるとしている。また、売主の希望によっては、「A8 M&A」の担当者が両者の間で仲介を行う「仲介取引」を選ぶこともできる。
「A8 M&A」は、の国内最大規模の会員数を有するアフィリエイトASP「A8.net」が会員限定で行っているサービスのため、売主と買主のニーズがマッチングしやすい傾向があり、成約率は56.1％と高い案件成約率が実現できている。売主「他サービスを併用せず、独占案件として登録した場合」等の条件なく売却手数料が全て無料となるため、思い立ったらすぐに売却を進めることができる。売買成立後に成約金を代理受領するエスクローサービスや電子契約書を無料で提供。サイト譲渡の手続きについてもサポートを行っているなどの特徴を備える。
