2022.01.18

【「ワークマン」にアンバサダーとUGC活用術を聞く】ファンの輪広げ、コロナ禍にCM止めても成長継続

ワークマン 営業企画部 マーケティング戦略グループ マネージャー 丸田純平氏(左)、EC事業部 部長代理 加藤健氏(右)


2022年、O2Oの新施策を本格化


――ECサイトではアンバサダーの動画も紹介していますね。

丸田:2021年11月から、「visumo」の動画コマース機能を活用し、アンバサダーさんがYoutubeで配信した動画をECサイトで閲覧できるようにしています。

動画はこちらで取り込んで、ECサイトで配信するという形なので、アンバサダーさんのYoutubeの動画の再生数が伸びるわけではないですが、快く協力していただいております。当社のサイトからYouTubeへリンク貼る仕組みも準備しており、アンバサダーさんの動画閲覧に貢献できるようにする予定です。

加藤:アンバサダーさんと共同開発した商品のページで、そのアンバサダーさんが商品を紹介する動画を配信したりできるので、商品の訴求力拡大にも一役買っていると思います。

2021年秋には試験的にアンバサダーさんとキャンプ向けのキャリーバッグを共同開発し、ウェブ限定で販売して、受け取りは店舗のみという新しい取り組みを実施しました。当社としては高価格帯の商品ですし、新たな商材や販売手法への挑戦でもありました。不安な面もあったのですが、アンバサダーさんにYoutubeなどで発信してもらった効果もあり、発売日に計画数を完売できました。

丸田:キャンプ用品を共同開発していただいたアンバサダーさんの商品紹介動画は、通常の動画よりも多くの再生数となっていました。当社のインスタアカウントやコーポレートサイトなどでも動画を紹介させていただきました。

――2022年以降、注力することは?

加藤:2022年2月から「ウェブ限定販売+店舗受取り限定」という販売手法に本格的に取り組みます。アンバサダーさんと共同開発したキャンプ用品に加えて、店頭ではスペース的な限界で効果的に表現できていない、ジュニア向けアパレルやレディース向けアパレルなども販売します。

店頭受け取りにすることで、実店舗への送客や売り上げ貢献にもつながります。店頭でのついで買いも期待できると考えています。

当社としても新しい領域を広げる上で売り場スペースの限界という課題がありました。アンバサダーさんの力を借り、ECサイトという売り場を活用して、取り扱いアイテムを広げることができれば、可能性が広がります。

丸田:イベントには引き続き注力していきたいと思っています。年1回開催している「過酷ファッションショー」では、ランウェイで嵐や雪を再現し、商品の機能性を伝えています。メディアやアンバサダーさんなどを招き、情報発信のきっかけを作りたいと思っています。キャンプ用品の発売時にもイベントを実施したいと考えています。


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