2022.01.14

【新春インタビュー】高島屋 郡一哉氏、西名香織氏「『ハレの日』以外も利用が拡大」


高島屋は、コロナ禍による需要拡大を受けた2020年に続き、通販とECの売り上げを堅調に伸ばしている。通販は、店舗よりも買い求めやすい価格帯の商品展開に力を入れており、手応えを得ている。ハレの日だけにとどまらず、日常使いの利用を加速している。ECは2021年8月に「高島屋オンラインストア」を刷新した。クロスメディア事業部の郡一哉事業部長と、EC事業部の西名香織事業部長に、2021年の取り組みや2022年の展望を聞いた。


――2021年はコロナ禍2年目となった。通販・ECの状況は?

西名:コロナ禍の初年度の2020年に比べると伸長率は鈍化したが、堅調に積み上げられた。2021年3‐8月期(中間期)におけるEC売上高は、前年同期比3.3%増の136億円だった。足元のEC売上高については、前期比1桁成長で推移。2020年に比べ、新規顧客の獲得がスローペースになった。 

――2021年8月に「高島屋オンラインストア」を刷新した。手応えは?

西名:足元の売り上げは少し停滞しているが、 リニューアル直後の売り上げは堅調に推移した。2021年の9月度と10月度の売上高は、前年同月比20%超となった。リニューアルでスマートフォンからの「高島屋オンラインストア」の使いやすさを重視したことが大きい。購入単価も上がっている。

――自家需要や、日常使いのEC利用はどうか?

西名:自家需要は2020年に続いて伸びており、売り上げは前年比20%で推移している。この流れは、リニューアル前から促進に努めてきた。効果が現れ始めており、この流れを強化していきたい。

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