2022.01.13

アスクル、オフィス用品依存脱却 中間期売上高は0.9%増の2044億円

アスクルの2021年6-11月期(中間期)の通販売上高は、前年同期比0.9%増の2044億1300万円だった。BtoB事業、BtoC事業とも売上高は微増となった。BtoB事業は取扱商品の拡大により、オフィス用品依存からの脱却を図っている。BtoC事業は「LOHACO(ロハコ)」の固定費削減などにより、収益改善を進めている。
 
BtoB事業の売上高は、同0.4%増の1695億9400万円だった。コロナ対策商品の特需の減少やオフィス用品需要の低迷があったものの、多様な職場向けの生活用品や、EC需要拡大による梱包資材などの売上高が伸長し、増収になった。営業利益は同15.6%減の83億円。
 
BtoC事業の売上高は、同3.2%増の348億1900万円だった。「ロハコ」の売上高は、同3.6%増の265億7100万円だった。
 
「ロハコ」は親会社であるZホールディングスと連携し、自社ECサイトをリニューアルしたことで固定費を削減。在庫の量や配置の最適化を図り、配送効率の改善にも取り組んでいる。営業損失は15億円(前年同期は営業損失24億円)だった。
 
ロジスティクス事業の売上高は、同23.4%増の42億2400万円だった。営業損失は7800万円(同7億4200万円)になった。



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