2021.12.24

メルロジ、メルカリステーションでの梱包代行の実証実験を開始 1商品につき1回300円で対応

メルカリの子会社で、物流サービスを展開するメルロジは12月24日、「メルカリステーション」全10店舗において、「メルカリ」で売れた商品の梱包代行の実証実験を開始した。梱包に伴う顧客の課題を解決し、よりスムーズな発送体験を提供する。

メルロジは、メルカリが保有する国内最大級の発送取扱量および、自社のタッチポイントを基盤に、データとテクノロジーを活用した効率的な集荷物流網を構築。「メルカリ」利用者向けの付加価値サービスを提供している。

このほど、「メルカリ」を“体験しながら学べる”リアル店舗「メルカリステーション」(全10店舗)において、梱包から発送までの作業をプロが代行する梱包代行の実証実験を開始した。利用者はメルカリで売れた商品を「メルカリステーション」に持ち込み、利用料金を「メルペイ」で支払うだけで、メルカリステーションのスタッフが売れた商品の梱包を代行。送り状を発行し、「メルカリステーション」からそのまま「らくらくメルカリ便」で商品を発送できる。

梱包可能な商品は、3辺の合計が160cm以内の商品となっている。同サービスは。2021年12月24日から2022年3月31日の期間中、1商品につき梱包資材費用を含めた300円の手数料にて利用可能(送料は別途かかる)。さらに「メルカリ」を初めて利用するユーザーは、初回限定無料にて利用できる。



同社で実施したアンケート調査で、出品未経験の顧客が「出品しない理由」として、「梱包・発送作業が大変そうだから」が最も多くあがった。また、梱包代行を利用したい人への調査では、理由として「梱包資材がない」「梱包方法が面倒・わからなかった」との回答が多く、簡単に梱包から発送までが可能なサービスへの需要があることが分かる結果となった。こうした背景から、メルカリステーションにおける梱包代行の実証実験に至ったとしている。

今回の実証実験は、資材を持っていない・梱包の方法がわからないといった利用者のニーズに応えるだけでなく、個人で梱包することが難しい精密機器や食器、ゴルフクラブ・家具といった大型の商品などの梱包の敷居を下げることで、「メルカリ」ユーザーによりスムーズな発送体験を提供することを目指すとしている。



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