2021.12.24

ファーマフーズ、オンキヨーとの業務提携 第1弾として補聴器販売に参入

ファーマフーズは12月20日、オンキヨーとの間で、ヘルスケア、食品及びアグリ事業等に関する包括的な業務提携契約を締結した。取り組みの第1弾として、オンキヨーブランド補聴器の取扱いを開始し、補聴器の販売事業に参入する。様々なヘルスケア領域での収益拡大を図り、企業価値向上を目指す。

ファーマフーズは、「医薬」(Pharmaceuticals)と「食」(Foods)の融合を実現するため、「機能性素材」「バイオメディカル」「通信販売」の3事業において、機能性食品、化粧品、抗体医薬品等の研究開発及び販売を手がける。今般の中期経営計画2026では、「新価値創造1k」プロジェクトとして、非食品分野への進出を掲げている。

一方、オンキヨーは、音響に関する長年のものづくりで培ってきたブランド及び技術をもとに、従来の家電機器領域から、AI、健康及び食品など新たな事業領域へ進出しており、両社が注力しているデバイス、AI技術を活用し、様々なヘルスケア領域での収益拡大を図り、企業価値向上を目指すべく、今回の業務提携に至ったとしている。

これにより両社は、オンキヨーブランド補聴器のファーマフーズの通信販売チャネルでの販売、オンキヨーの振動制御技術を用いた発酵食品の研究開発及び販売並びに植物生育効果によるアグリ事業の研究開発、オンキヨーの振動解析技術を用いた健康機器等の研究開発及び販売、オンキヨーのシニア向け音声解析技術を用いたコールセンターシステムの研究開発及び販売を含め、包括的な業務提携を推進する。

業務提携の取組みの第1弾としてファーマフーズは、オンキヨーブランド補聴器の取扱いを開始し、補聴器通販市場へ参入する。日本の難聴者に対する補聴器所有率は14%程度と、欧米の半分程度の普及なっている。その要因は、補聴器に対するイメージ、価格、購入場所等が関連していると考えられているとし、質、価格ともに満足できる補聴器を提供するべく、ファーマフーズの通信販売チャネルにて、2022年2月よりオンキヨー製補聴器を販売する。補聴器の使用がもっと当たり前になるよう、新たな健康の価値観を提案することでその普及に努めていくとし、中長期的には年間10万台の販売、補聴器通販業界No.1を目指すとしている。




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