2021.12.20

コーセー、ECサイトで動画コマースを強化 ビジュアルマーケツール「visumo」を導入

スタッフコンテンツ活用で、ECでも動画を見ながらお買い物

化粧品を展開するコーセーは、公式オンラインサイトにおいて、スタッフコンテンツや社内デジタルアセットを活用した動画コマースを強化する。ビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo」の動画コマース機能を導入し、新たなサービス提供を実現した。

コーセーのブランドを集約した公式オンラインサイトでは、店舗スタッフが行っている「IGTV」などのライブショッピング動画のECサイトでのアーカイブ配信を実施。Instagram以外にも動画を掲載することで、より幅広いユーザーへ動画コンテンツを届けることができ、購入の機会損失を防ぐとしている。動画は30分ほどの長尺だが、気になるアイテムが紹介されている秒数までスキップ再生ができる「visumo」の目次・チャプター機能で、ユーザーに無駄のない視聴体験を提供する。

動画に登場する商品を購入したい場合は、同じ画面内に表示されている商品画像をクリックすると、該当の商品ページへ遷移することができる。動画の視聴中に商品ページへ遷移しても動画が表示され続ける「visumo」の「ピクチャーinピクチャー機能」により、動画を見ながらの購入体験を実現する。ユーザーは好きな時に動画に戻り、続きから動画を視聴することができる。商品の詳細ページを見て購入に至らなかった場合も、動画に戻り他のアイテムへの遷移が可能な導線設計なので、回遊性のアップも期待できる。


動画を見ながら、商品ページも同時に確認

商品ページでは「特徴」のメニュー内に、広告やCMなどで使用しているイメージムービーを「visumo」を用いて掲載した。社内で持っているデジタルアセットを活用することで、簡単に商品ページの充実を叶えている。動画内では実際にパレットのどの色をどのように重ねていくかというHOW TOや、肌にのせた際の質感、発色などが確認でき、ユーザーの購入を後押しするコンテンツを提供する。


社内でもっているデジタルアセットを商品ページで展開

「visumo」は、ブランディングや商品訴求を強化するビジュアルデータを一元管理するビジュアルマーケティングプラットフォーム。インスタグラム上の投稿写真や動画を活用する「social curator」、ECサイトの動画コマースを推進する「video commerce」、アンバサダーやスタッフが投稿できる専用ツール「media form」などの機能を備え、スマートフォンデバイスの普及と進化、ネットワークインフラの発展にるリッチなコンテンツの増加に伴い、“読む”だけでなく、無意識に“見る”ということから生み出す顧客体験を信じ、ビジュアルマーケティングを推進している。

コロナ禍において、動画コンテンツは飛躍的に増加し、アパレルやコスメ、雑貨など多くの業種でIGTVやインスタライブ、YouTube動画の活用が広がりをみせている。一方で、限られたユーザーにしかアプローチできない、という課題もあり、コストや時間をかけて制作した動画をもっと活用したいという事業者のニーズが高まっているとの見解を示した。




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