2021.12.20

フィードフォースグループ、フラクタ子会社化の狙いは?「Shopify」によるコマース支援を加速

フィードフォースグループは12月17日、取締役会において、ブランディングやEC構築支援のフラクタを連結子会社化すると発表した。フラクタの51.25%の株式を6億1500万円で取得する。取得予定日は12月24日。フィードフォースグループのフラクタ子会社化することで、「Shopify」を活用したECサイトの構築からブランディング、クリエイティブ支援、「Shopify」アプリの提供まで一気通貫で行う。

フィードフォースグループは、データフィードの構築やプラットフォームへの広告配信受託を行うプロフェッショナルサービス事業と、SaaS型でのデータフィード統合管理ツール、自動広告出稿ツール、ウェブサイトへのソーシャルアカウントを活用したログインサービスを提供するSaaS事業、EC事業者を対象としてShopifyの活用を中心とした企業のデジタルトランスフォーメーション支援を行うDX事業を展開している。

フラクタは企業のブランディング戦略策定からECサイト構築支援、クリエイティブ制作などを展開している。さらに「Shopify」から「Shopify Plus Partner」の認定を受けており、「Shopify」によるブランディングや構築コンサルティングの豊富な実績がある。

フィードフォースグループがフラクタを子会社化した後は、フラクタの全事業がフィードフォースグループのDX事業に属する予定だという。

フィードフォースグループの塚田耕司社長は、ブログサービス「note」において、『フラクタさんがグループジョインする背景と意味について』という記事を投稿している。その記事の中で、「Shopify」に感じた魅力を紹介した後に、「我々FFG(フィードフォースグループ)はフラクタさんと一緒に、今日を新たなスタートとして、Shopifyを通じて日本のコマースとリテールを進化させるような取り組みを全力で進めてまいります」と紹介している。

フィードフォースグループはマーケティング支援に強みのある企業だが、クライアントをより幅広く支援できるように、DX事業を強化している。DX事業では、国内でも存在感を高めている「Shopify」を基盤としたEC支援体制を強化していた。このDX事業をさらに推進するため、「Shopify」パートナーとして国内有数の実績を持つフラクタを傘下に迎える選択をしたようだ。




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