2021.12.17

クラウド型電子契約サービス「Great Sign」にクレジットカード決済サービスを提供

デジタルガレージの子会社で、決済事業を手がけるDGフィナンシャルテクノロジーは12月15日、クラウド型電子契約サービス「Great Sign」を提供するTREASURYの決済システム「Great Sign Payment」へのクレジットカード決済サービスの提供を開始した。契約後の請求・支払い手続きがオンラインで完結する環境を構築し、「Great Sign」を利用する事業者の利便性向上、業務効率化を支援する。

DGフィナンシャルテクノロジーの提供する「VeriTrans4G」は、クレジットカード、コンビニ、銀行などの基本決済はもとより、電子マネー、キャリア決済、PayPayをはじめとする各種ID決済のほか、銀聯、Alipay、PayPal等の国際決済まで、業界最多レベルの決済手段に対応する次世代型総合決済ソリューション。このほどTREASURYの決済システム「Great Sign Payment」に提供を開始したクレジットカード決済サービスは、カード情報の非保持化に完全対応した国内最高水準のセキュアなシステムを基盤に、継続課金やカード情報更新機能などの基本機能や不正利用を防止する多様なセキュリティオプションを標準搭載している。

TREASURYは、これまで紙と印鑑で行っていた煩雑な契約および管理に付随する業務をオンライン上の管理画面を介して行うことができ、契約に伴うコスト、対応時間、契約書の保管スペースを削減し、導入事業者の業務の効率化が可能にするクラウド型電子契約サービス「Great Sign」を提供。同サービスは、電子署名法、電子帳簿保存法、e文書法の関連法案に凖処しており、法務省が指定する商業登記に利用化可能な電子署名サービスにも認定されている。

12月15日に提供を開始した「Great Sign Payment」は、「Great Sign」の利用者に対し、契約の締結後に発生する請求手続きまでの業務をオンライン上でシームレスに完結できる決済システム。従来、電子契約に付随する請求手続きは、別途の請求書発行、入金管理を行う必要があるうえ、支払いが遅延した際の督促や、売掛金を回収できないリスクなどが発生するという課題もあった。「Great Sign Payment」では、契約書の送信時に支払額や請求タイミングなどの決済情報を追加するだけで、オンラインで請求業務を完了でき、「Great Sign」の利用者は業務プロセスの効率化を実現することができる。さらにクレジットカード会社で売掛金の代金回収を行うため、未回収リスクも回避できる。クレジットカード決済サービスのオプション機能として、継続課金機能も実装しており、サービスの月次利用料や月次顧問料など定期的に発生する請求にも対応。毎月の請求業務の効率化も実現する。一方、契約受信者は、「Great Sign Payment」で契約署名後、支払い情報を入力するだけで手続きを完了できる。金融機関での振込などの対応が不要となるため、支払い利便性が向上する。

企業におけるリモートワークの普及や、電子契約・電子署名に関連する法整備に伴い、電子契約は急速に普及している。DGフィナンシャルテクノロジーとTREASURYは、今回の連携を皮切りに「Great Sign」を利用する事業者の利便性向上、業務効率化を支援していく考えを示した。

デジタルガレージは、これまで不動産電子契約システム「Musubell」など、リーガルテックに関連するサービスを展開してきた。今後もDGフィナンシャルテクノロジーを通じ、各種電子契約サービスとの連携を強化し、契約・請求業務のDX化を推進するとしている。また、DGグループは、決済とデータを融合したグループ戦略「DGフィンテックシフト」を進めており、決済事業を展開するDGフィナンシャルテクノロジーを核とし、さまざまな領域の戦略パートナーと次世代DXビジネスを共創していくことで、持続可能な社会の発展に貢献を図る。



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