2021.12.17

エイジングケアD2C「SKINFONIA」展開のTIERRAS、総額1億円を調達 日本と中国でブランド展開

ヘルスケア発想のアジア向けD2Cエイジングケアブランド「SKINFONIA(スキンフォニア)」を展開するTIERRAS(ティエラス)はこのほど、「SKINFONIA」を日本と中国でローンチすると同時に、シードラウンドにてジェネシア・ベンチャーズと複数の個人投資家からの総額1億円の資金調達を行った。調達した資金は、プロダクトの拡充や各種プロモーション、採用活動の強化などに活用する。

TIERRASの第1弾ブランドとして、2021より日本と中国でプレ販売を開始した「SKINFONIA」は、肌をいつまでも健康で美しく保つために必要な成分をバランスよく配合し、変化に富む環境からの様々な外部ストレスを味方につける皮膚科学の新理論にもとづく、いまの時代だからこそ生まれた、いまのライフスタイルに寄り添った、新しいドクターズ・エイジングケア・ブランド。紫外線、乾燥、ブルーライト、環境汚染など、肌は常にストレス戦っている。とりわけ近年、新型コロナウイルス感染拡大による社会環境の激変も相まり、人々の肌ストレスは増加傾向にあるとし、肌におよぶ様々な環境ストレスをダメージではなく肌にとって良い刺激にしていく肌の働きに着目。美肌作りに最適な独自のプレミックス配合率(黄金比)を開発し、これを「Symfonia Cocktail」と名付け、商品化を進めてきた。

2020年3月に設立されたTIERRASは、「TECHNOLOGY、IT、ECを活用し、アジアの次代を照らす羅針盤のような存在になる」という思いを持つ。日本のみならず、中国・アジア市場も見据えた展開を行うことで、社会情勢やトレンドの変化に素早く対応し、アジアで拡大するヘルスビューティ―ニーズを捉え、グローバルスタートアップカンパニーとしての成長を目指している。

吉田直史CEOは、前職で化粧品・美容の総合サイトを運営するメディア企業の中国法人の創業及び経営に9年間携わり、その経験から今後10年以上に渡り、ビューティー&ヘルスケア市場の成長は中国・アジアを中心に発展していくことを確信している。日本ブランドが海外で存在感を高めるかを考え、自社のメンバーや多くの専門家とマーケット調査・分析を行い、プロダクト開発に注力してきた。その中で、「技術開発力×市場育成力×グローバルチーム組成力」の掛算にこそ勝機があるとし、300人を超える一般消費者や50人のインフルエンサーとの協業し、ブランド共同創業者で最高技術責任者の内田氏や東京工科大学応用生物学部との研究協力体制を構築している。

同社はこれまで、経営陣の自己資本で商品開発及び販売準備に専念してきたが、このほどプロダクトリリースに伴い、自社のビジョンや可能性に共感した、ジェネシア・ベンチャーズ、南壮一郎氏(ビジョナル 代表取締役社長)、河合聡一郎氏(ReBoost 代表取締役社長)、湊崇宏氏(One World Harbour Limited 代表取締役社長)からの資金調達を実施した。今後、プロダクトの拡充や各種プロモーション、採用活動に一層注力していくとしている。

今回のプロダクトリリースおよび資金調達にあたり、吉田CEOは、「コロナを通じて大きなパラダイムシフトが起こり、環境変化に合わせた新しい生活習慣・生活様式の受け入れに、大きなストレスを感じている方が世界的に増えています。私たちはそのような環境ストレスを味方につける皮膚科学の新理論を提唱し、『肌への環境ストレスを味方にするエイジングケア』を開発しました。私たちは国籍・年齢・性別を問わず、ヘルスケア発想でお客様への長期的な安全性・品質を第一に考えた商品開発方針を掲げ、且つ技術力=プロダクトアウトだけでなく、常にアジア消費者という広大なマーケットを見据え、データドリブンで数値管理し、ダイバーシティ経営を重視し、多国籍な仲間たちと互いを理解しながら、ビジネスオペレーションに従事していきます。私自身が成し遂げて行きたい志は、コロナを通じて内向きにベクトルが向いている思考性・消費マインドを、再度アジアと言う大きな市場視点で物事を考え、社内外の優秀なグローバルチームを組成し、自らが単一ブランドとして成功を収めていくだけではなく、再度日本の技術開発力、製造力を再興し、アジアで勝負できるブランド群を数多く創り出していく事にあります。その為の第1歩として今回のリリースに至りました」と述べた。


吉田直史CEO

投資家であるジェネシア・ベンチャーズのGeneral Partner鈴木隆宏氏は、「今から約10年前。 吉田さんが前職で単身、中国支社の立ち上げに行く際に出逢いました。私自身も前職時代にインドネシアで支社を立ち上げていたこともあり、妙にシンパシーを感じたのを今でも覚えています。時が経過し、お互い当時と会社も立場も違えど、挑戦し続ける志を共有出来ています。吉田さんからアジアをターゲットにDay1からグローバルチャレンジで起業をすると相談を頂き、グローバルヘルスビューティカンパニーへのチャレンジを共にしたいという思いが強く湧き立ちました。 私たちが掲げている6つの挑戦のひとつである『豊かな生き方』『健やかな社会』に資する事業であり、今回のファーストラウンドでの投資を引き受けさせて頂きました」とコメントした。



RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事