2021.12.13

「GMOクラウドEC」、「MakeShopエンタープライズプラン」で「新規受注登録API」提供 注文情報の一元管理可能に

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは12月9日、ECサイト構築ソリューション「GMOクラウドEC」において、ASPをベースにカスタマイズが可能な「MakeShopエンタープライズプラン」での「新規受注登録API」の提供を開始した。これにより「MakeShopエンタープライズプラン」を利用する事業者は、コールセンターやFAXで受け付けた注文や、基幹システムなど外部のシステムで生成された注文情報も「MakeShop byGMO」内に取り込み、一元管理することができる。EC事業者の業務効率化を支援する。

「GMOクラウドEC」の「MakeShopエンタープライズプラン」で提供を開始した「新規受注登録API」では、外部システムの注文情報をECサイトの基盤である「MakeShop byGMO」へ取り込み、決済処理の実行を可能にする。基幹システムや、電話・FAXによる注文、他社システムで構築されたECサイトや自社でモールを運営している場合の注文情報に加え、顧客情報なども「MakeShop byGMO」で一元管理できるようになり、業務の効率化に貢献する。

ECサイトの決済ページのみ「MakeShop byGMO」の機能を使わずに独自に作成したいという事業者や、単品通販を行う事業者がフォーム一体型のランディングページを作成する場合にも、本APIにより注文情報を取り込み「MakeShop byGMO」で受注処理を行うことができるようになる。さらにコールセンターなどのシステム開発を手掛ける外部ベンダーでは、「MakeShop byGMO」の販売パートナーとして、自社のシステムと「MakeShop byGMO」の連携サービスを開発して販売することも可能となった。「新規受注登録API」の利用料金は、初期費用が30万円(税抜)で、機能開発費は開発内容により個別見積となる。

GMOメイクショップは、低コストで本格的なネットショップを作成できるASPサービス「MakeShop byGMO」の提供を2004年に開始。2012年以降は、9年連続で年間総流通額が業界No.1を獲得してており、2021年3月には、ECサイト構築における多様なニーズに対応するため、カスタマイズ対応ECサイト構築ソリューション「GMOクラウドEC」の提供を開始した。「GMOクラウドEC」では、カスタマイズレベルや解決すべき課題に応じで選べる3つのプランを提供しており、「MakeShopエンタープライズプラン」はその1つとなる。ASPの「MakeShop byGMO」をベースに追加で必要な機能のみをカスタマイズできるプランのため、開発期間が短く、コストを抑えつつも自社の販売方法に合わせてECサイトをカスタマイズしたいという事業者に多く選ばれている。

「MakeShopエンタープライズプラン」を選択する事業者からは、「基幹システムなど外部のシステムと連携したい」という要望が特に多く、これまでもECサイトの基盤である「MakeShop byGMO」と基幹システムの間に連携システムを構築し、APIによるデータ連携を可能にするカスタマイズに対応してきた。一方で、コールセンターやFAXで注文を受け付けている通販事業者や、他社システムで構築されたECサイト・自社モールなど複数のECサイトを運営している事業者からは、業務効率化のため本店ECサイトの基盤である「MakeShop byGMO」のシステム上で注文データを一元管理したいという声が寄せられていたという。

こうした状況を受け、「MakeShopエンタープライズプラン」において、外部システムの注文情報を取り込み可能にするAPIの開発に至ったとしている。2021年8月には、POSシステムなど外部のシステムで決済が完了した注文データを取り込める「外部注文データ登録API」をリリースしており、この度新たに決済処理まで実行できる「新規受注登録API」の提供を開始した。



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