2021.12.09

【『クイックコマース』は日本でバズるか?】「コンビニ」よりお得、「フードデリバリー」より市場規模大


▶「OniGO」

最短10分で配達 自社所属の配達員を駐在


即配サービスを日本で開始したOniGO(オニゴー)は、最短10分で商品を配達することで、他社との差別化を図っている。配達員との契約方法や配達専用店(ダークストア)の設置場所を工夫し、配達時間の速さにこだわっている。

「OniGO」は、ダークストアに自社所属の配達員を駐在させている。商品の注文が入ったら、すぐに出発できるのが特徴だ。フリーランスや個人事業主が配達するギグワーカーモデルは採用していない。


「OniGO」は自社所属の配達員が配送。写真左は梅下直也社長

「ギグワーカーは、複数のプラットフォームに登録しているのが一般的。その場合、ダークストアに移動するのにも時間がかかる。弊社の配達員は弊社と契約を結び、ダークストアに駐在してもらっている。商品ピッキング後に、すぐ出発することが可能」(梅下直也社長)と説明する。


梅下直也社長

この他、配達地域も都内の一部地域に限定している。世帯年収が高い家庭で小さな子どもがいる主婦が居住している、世田谷・目黒・品川を配達エリアに選定している。10分で商品を届けるため、配達可能エリアもダークストアの半径1.5キロメートル以内に限定している。

今後は、ダークストアの出店数を100店舗まで拡大していく計画だ。1都3県エリアでの順次展開を計画している。

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