2021.12.01

【年末商戦も間に合う?!】コロナ禍に拡大!「越境EC」新規参入で成功する方法を「Ship&co」と「FedEx」に聞いた


自社のため「Ship&co」開発、出荷作業は90%減


――「Ship&co」は海外への出荷作業を効率化するのに貢献している?

ベルトラン:「Ship&co」は自分たちが出荷作業を効率化するために作ったシステムです。送り状の伝票を作成するために、毎回配送会社のシステムにアクセスし、顧客の住所をコピペするのにとても時間掛かりました。手作業だとミスが発生する恐れもあります。米国に送り状発行のシステムがあり、導入しようと思ったのですが、米国向けのシステムなのでそのまま活用することができませんでした。それならば自分たちで作るしかないと考え、エンジニアと検討し、「Bento&co」の倉庫スタッフが使いやすいようなサービスを開発しました。出荷作業を90%削減できました。

「Ship&co」は機能だけでなくUI/UXを大事にしています。送り状を作成するスタッフは、マーケッターやエンジニアではありません。倉庫でキーボードを使わずマウスでツークリックするだけで送り状を発行できるように設計しました。

越境ECだけでなく、国内に出荷するための送り状を発行することもできます。実際、越境EC向けと国内向けが半々くらい利用されています。国内外の出荷管理や送り状発行に広く対応しているサービスは「Ship&co」以外にほとんどありません。

ECプラットフォームや運送会社との連携が非常に複雑で難しいのです。それぞれの運送会社でサービス内容が異なり、オプションも違います。しかし、「Ship&co」は、その点をきちんと理解しており、日本国内の主要運送会社も、国際キャリアも、ひとつのインターフェイスで全て管理できるようにシステムをデザインしました。また、「eBay」「 Amazon」「Shopify」などの複数のプラットフォームに出店していても、「Ship&co」で受注情報の一元管理や追跡情報を連携できるので、ユーザー様は「Ship&co」上で出荷業務を完了することができます。オンラインセラーであるユーザー様からのご要望に耳を傾けながら、日々サービスのアップデートを行っています。


「Ship&co」 ベルトラン・トマ代表

清澤:「Ship&co」はとても優れたサービスで、われわれは日本以外のアジアの国々でも「Ship&co」をオフィシャルプログラムとして認定しています。EC事業者も、今はさまざまな配送サービスを併用し、多様なお客さまのニーズに対応していていると思います。「Ship&co」は1つのシステムで複数の配送会社を選択でき、それらの出荷業務をワンストップで行うことができます。管理画面がユーザーフレンドリーで分かりやすい点も魅力だと思います。


「FedEx」配達料を最大83%割引できるキャンペーン


――フェデックスと「Ship&co」で越境ECに参入しやすくする共同キャンペーンがあるそうですね?

ベルトラン:フェデックスを初めて利用する「Ship&co」のユーザー向けに、フェデックスの配達料を最大83%割引で利用できるキャンペーンです。「Ship&co」を新規登録した方も利用できます。期間中はすべての個人宅向け貨物の配達料を25%OFFで利用できます。今回のキャンペーンではフェデックスでなるべく送料を安く押さえ配送日数も短くする事ができ、さらに「Ship&co」アプリを利用すると、出荷にかかる時間などの課題を解決できます。


共同キャンペーンを展開

清澤:これだけお得な料金を利用できる機会はなかなかありません。お得なキャンペーンを活用していただくことで、越境ECに参入しやすくなると思います。

年内にご利用いただくとフェデックスのグッズをプレゼントする特典なども用意しています。ただ、年明けもこのキャンペーンは継続する予定ですので、2022年こそは越境ECにチャレンジしたいという方もぜひご利用いただきたいと思います。

――今から申し込めば年末商戦に間に合いますか?

ベルトラン:30分もあればすべての設定を完了できます。販売する仕組みを整えれば、年末商戦の配送でこのお得なキャンペーンを適用することは可能だと思います。

清澤:11月後半から12月はかなり出荷量が伸びます。米国は特に年末に買い物する習慣があります。年末は貨物も混み合いますので、もしクリスマスまでに商品を届けたいという場合は、できるだけ早く出荷できるようにお願いしています。フェデックスのお客さまには、クリスマスまでに配送するための出荷日の目安などの情報を提供しています。

ベルトラン:国内の取り引きで年末は忙しい事業者も多いと思います。この年末のタイミングに新しいソリューションを導入するのは難しいとの考えも理解できます。キャンペーンは来年も続けます。年明けにもチャンスはありますよ。

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